『小学生算数 プラ板工作で比を学ぼう!』

プラ板はどのくらいの比で縮むかな?

2009年10月27日(火) 

 

6年生の算数ではを学びます。

比の値を出すことも学ぶのですが、なんとなくピンとこない子どもも

多いようです。

 

私が算数と科学を教えている教室では、比の勉強をプラ板工作

使って行います。

皆さん、プラ板(プラバン)って知っていますか?

オーブンで焼くと縮むあれですよ、あれ!

ダイソーなどでも手に入ります。

素材はスチロール樹脂で、もともと熱でぎゅーんと引き伸ばしてできた

板なので、もう一度熱を加えると元にもどろうとして縮むのです。

 

教室では、まずどのくらい縮むのか、データを取ってみます。

目的は、縮む比率を知って、自分が作りたい大きさのものを

作るということなので、さほど細かい比を知る必要はありません。

 

データを取ったところ、もとの大きさと加熱後の大きさは4:1

となることが分かりました。

さあ、このデータを使って、自分の思う大きさの作品を作ります。

 

< 計算で出た数値で切っていく子どもたち >

*画像はクリックで拡大できます

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< 加熱前 >

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< 加熱後 >

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子どもたちは楽しみながら比の計算をしていましたよ。

 

ところで私は、今年の春にサンフランシスコに滞在した時に、

ハンズオンの展示で世界的に有名なエクスプロラトリアムという

科学館に出かけました。

そこのミュージアムショップで見かけたのが、プラ板でアクセサリーを作る

という本でした。

Klutzというサンフランシスコの会社のこの本は、プラ板をおしゃれに

デザインしてあって、子ども向けの本なのにその洗練された配色と

デザインには驚きます。

(アマゾンでも購入できるみたいです!)

 

Shrink Art Jewelry (Klutz) Book Shrink Art Jewelry (Klutz)

著者:Karen Phillips
販売元:Klutz
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 

 

 

中身はこんな感じ。

写真に入りきれないほどのデザインパターンが入っていて

もうびっくりです!

材料もついているので、すぐに作れるのも魅力的です。

 

091028klutz

 

 

 

 

 

 

科学とArtが融合していて、大人でもわくわくしますよね。

 

klutzのサイトはこちら

http://www.klutz.com/index/

 

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ウェブeduでご紹介頂いております。

 

 

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『親子で出かけよう♪ 科学者に会える楽しいイベント』

鈴木真二教授と内田麻理香さんに聞く身近な科学

2009年10月10日(土) 

 

息子やその周りの友達、お父さんお母さんも巻き込んで、子どもたちに

いろんな体験をさせてあげようという活動をしている私ですが、自宅での

算数と科学の教室の他にも、NPOを立ち上げ、子ども向けのジュニア

サイエンスカフェなどを開催しています、というのは以前にもご紹介させて

頂きました。

『サイエンスカフェ日記』

http://sense-of-wonder-2008.cocolog-nifty.com/blog/

 

さて、NPO法人センス・オブ・ワンダーでは、10月31日(土)~

11月3日(火)にお台場の科学未来館を中心としたエリア

開催されるサイエンスアゴラ2009へ出展することになりました。

紹介記事をNPOのブログ『サイエンスカフェ日記』にまとめましたので

こちらにもそのまま掲載し、ご紹介させて頂きます。

 

サイエンスアゴラとは、科学技術振興機構(JST)が毎年秋に

開催しているイベントで今年で4年目になります。

「サイエンス」をキーワードに、企業の方々、大学の研究者、学生、そして

私たちのようにサイエンスリテラシーの普及活動をしている人たちなど

様々な分野の人たちが集まります。

ワークショップ、実験ショー、紙ヒコーキコンテスト、トークセッションなどなど

子どもから大人まで楽しめるイベントですので是非お出かけ下さい♪

 

『サイエンスアゴラ2009』

http://scienceagora.org/

 

この中で私たちが出展するのは、次の2つです。

 

『子どもの「どうして?」、大人の「なぜ?」に向き合う方法

 ~親子で科学者に聞く家庭教育が変わる科学的な考え方~』

内容  :子どもも楽しめる簡単な実験とショーとトークセッション(予定)

日時  :10月31日(土)13:00~14:30

対象  :小学4年生以上の親子15組(保護者だけの参加も可能です)

     *小さいお子様連れでも、お子様の状況を見ながら退室などの

      対応をしていただけるのであれば是非ご参加ください!

会場  :産業技術総合研究所臨海副都心センター

     (日本科学未来館の隣です) 11階 会議室3

登壇者 :鈴木真二先生(東京大学大学院航空宇宙工学専攻教授)

      内田麻理香さん(東京大学工学部広報室特任教員

                 小学生のお母さんでもあります)

      中牟田宴子(NPO法人センス・オブ・ワンダー代表

              &小学生を持つ保護者代表)

司会進行:三木功次(科学技術振興機構)

 

 

『折り紙飛行機教室inサイエンスアゴラ』

内容  :鈴木真二先生による紙飛行機を科学して頂き、大気圧の

      実験などを行います(予定)

     実際に折り紙飛行機を作って理論を実験、検証し、最後に

     飛ばしてコンテストを行います

日時  :11月1日(日) 第1部 10:00~12:30  第2部13:15~15:45

対象  :親子20組(お子様だけの参加はできません)

会場  :東京国際交流館

     (日本科学未来館のお向かいです) 4階 体育館

 

 

鈴木真二先生は航空機の研究者ですが、一般の方にもNHK教育

『サイエンスZERO』のコメンテーターとしておなじみで、著書も多数あります。

お忙しい研究者であり大学教育者の立場でありながら、小中学生の教育

活動にも力を貸して下さる素晴らしい先生です。

私たちのNPOの活動のアドバイザーでもあります。

 

ライト・フライヤー号の謎―飛行機をつくりあげた技と知恵 (はなしシリーズ) Book ライト・フライヤー号の謎―飛行機をつくりあげた技と知恵 (はなしシリーズ)

著者:鈴木 真二
販売元:技報堂出版
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史上最強カラー図解 プロが教える飛行機のすべてがわかる本 (史上最強カラー図解) Book 史上最強カラー図解 プロが教える飛行機のすべてがわかる本 (史上最強カラー図解)

販売元:ナツメ社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 

内田麻理香さんは、7月27日(月)に戸田市教育委員会主催、

NPO法人センス・オブ・ワンダーが企画運営協力という形で開催された

サイエンスフェスティバルへ来て下さいました。

身近なポップコーンを使ったキッチンサイエンスの講座を開催して

下さったのですが、さすが、「研究者としての講座の内容の深さ」+

「麻理香さんの魅力」に、立ち見まででるほどの大人気の講座となりました。

 

『戸田市サイエンスフェスティバル2009 ご報告』

http://sense-of-wonder-2008.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/2009-7f0d.html

  

その他、テレビ、雑誌などのメディアでもご活躍の麻理香さんです。

日本テレビ『世界一受けたい授業』で先生をされたり、テレビ東京『ロボつく』

ではコメンテーターをされていました。

親子で読める著書もあります。

カソウケン(家庭科学総合研究所)へようこそ Book カソウケン(家庭科学総合研究所)へようこそ

著者:内田 麻理香
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 

まりか先生のおいしい実験キッチン―台所は研究室! Book まりか先生のおいしい実験キッチン―台所は研究室!

著者:内田 麻理香,グループコロンブス
販売元:主婦と生活社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 

 

こんな素晴らしいお二人をお招きして、1日目のトークセッションでは

「どうして小学生、中学生の時期の体験が大切なのか?」とか、

家族で身近な科学を楽しむ具体的な方法について、簡単な実験を通して

みなさんと一緒に考え、話をしていきたいと考えています。

(はたして簡単な実験とはいえ、それができる会場なのか、ちょっと

 心配なのですが・・・)

 

2日目の折り紙飛行機教室では、身近で奥が深い折り紙飛行機の

科学を鈴木真二先生のご案内で皆さんと一緒に体験できればと

考えています。

 

こんなに素晴らしい先生お二人をお招きしての出展です。

是非、お台場まで遊びに来て下さい!

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『親子で出かけよう!楽しく学べる大学の博物館』

鉄137億年の宇宙誌 ~東京大学総合研究博物館~

 

2009年9月27日(日)

皆さんは大学の博物館へ行ったことがありますか?

日本全国の国立大学などでは、研究に使う(または使われた)

学術標本を保管、展示している博物館を持っている大学があります。

その展示物は、いわゆる「展示のために集められたもの」ではなく、

「研究のために必要とされ収集されたもの」で、時には分類

途中のままで置かれていることもあります。

箱の中にオホーツク文明の土器が山積みなっていたりして、これには

結構びっくりします!

でもその傍ににいると、私たちまで研究の過程を共有しているような

気持ちになるから不思議です。 

(写真のクジラの骨は北海道大学総合博物館で撮影したものです)

 

< オホーツク文明で使われていたクジラの骨 >

*写真はクリックで拡大できます

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私は今までに、北海道大学、秋田大学、九州大学の博物館、

東京大学総合研究博物館小石川分館を見てきましたが、

そこには必ず「本物」が展示されていて、その迫力と緊張感は

是非親子で体験してほしいものです。

秋田大学鉱業博物館では、我が家の次男(あきら 4年生)は石の

お土産を山ほど買って帰りました・・・

 

さて今回私が出かけてきたのは、東京大学総合研究博物館です。

東京大学総合研究博物館

http://www.um.u-tokyo.ac.jp/index.html

東京大学本郷キャンパスにあるこの博物館では、現在「鉄」をテーマと

した企画展示が行われています。

(開催期間:2009年7月24日~2009年10月31日)

 

< 博物館入口の看板 >

*画像はクリックで拡大できます

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中はそんなに広くはないのですが、世界各地で採取された鉄鉱石

最新技術で純度を高めた美しい鉄などが展示されています。

 

< 展示されている鉄鉱石 >

写真は東京大学総合研究博物館のwebサイトよりお借りしてます

090927

 

 

 

 

  

鉄と聞くと皆さんは何を思い浮かべますか?

釘とか、建物の鉄骨とかでしょうか。

 

今回の企画展示では、地球上ほとんどの生命は鉄を利用してきたという

話や、鉄が鉄を超える!?最新の科学技術の話など、今までイメージ

していた鉄のイメージが変わるようなものに出会えます。

館内には東京大学の学生も多く訪れていて、日本刀が展示されている前では

「この鉄は鍛えることで不純物を取り除いていて・・・」

なんて学生同士で話をしていたりと、大学らしい雰囲気も感じられます。

 

「水の惑星地球」というキャッチフレーズを刷り込まれていた私は、この展示で

「鉄の惑星」という解説を見て「それはそうだよね!」と認識を改めたりも

しました。

他にも展示では「海の真ん中に鉄をまくと、生命活動が活発になって

海が二酸化炭素を吸収する」といったような話もありました。

科学者が見る「鉄」は私がイメージする「鉄」とはずいぶん違うようで、

とても興味深いものでした。

 

小学校で子どもたちが習ってくる鉄は「磁石につくもの」であり、「さびるもの」

です。

でも本当にそうなのでしょうか?

東京大学総合研究博物館では「さびない鉄」に出会うことができます。

何事も、ただまるごと暗記するのではなく、定義を確認しようとする

姿勢も大切ですよね。

 

家に帰ってからは親子で鉄についてその性質を調べても楽しいです。

Newton別冊の周期表は、どんな元素が私たちの周りの何になっているのかが

カラーで分かりやすく解説してあります。

 

完全図解周期表―自然界のしくみを理解する第1歩 (ニュートンムック―サイエンステキストシリーズ) Book 完全図解周期表―自然界のしくみを理解する第1歩 (ニュートンムック―サイエンステキストシリーズ)

著者:玉尾 皓平,桜井 弘,福山 秀敏
販売元:ニュートンプレス
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親子で是非大学の博物館に出かけて、学校では習わない新しい

発見をして下さいね。

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『小学生算数 水のかさと水の科学』

水の分子を感じる工作 

 

2009年9月16日(水)

今日は3年生の算数教室の日でした。

生徒は3年生の女の子三人です。

私の教室では、前半では計算のスピードを計り計算力を鍛える

授業をしますが、後半は「算数って何?」「どうやって使うの?」

いうことを感じられる体験授業になります。

 

今日の後半は、三人が前から「作りたい!」と言っていた消しゴムを

作る約束の日でした。

4年生以上のお兄ちゃんたちがそれぞれ毎年作ってきたものです。

材料はダイソーで手に入るヒノデワシ「ねんど消しゴム」を使います。

粘土遊びのように好きな形を作って、お湯で10分ゆでるだけで自分だけの

消しゴムが出来上がります

 

< ヒノデワシ ねんど消しゴム (ダイソーwebサイトより)>

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さて、三人は思い思いの形を作れたようなので、お湯を沸かすことに

しました。

水のかさのはかり方は学校でも学んでいますし、教室では「どのように

して1リットルという単位が決められたのか」も学びました。

今日はその単位を使ってみます。

鍋には1500ミリリットルの水を入れることにしました。

(別にどのくらいでもいいのですけどね・・・)

うちにある計量カップは500ミリリットルまでしかはかれません。

「まず500ミリリットル入れました。あとどのくらい入れたらいいかな?」

と三人に聞くと

「1000ミリリットル!」

とか

「1リットル!」

という答えが返ってきました。

かさの単位はちゃんと覚えていました。

その後も、少しずつ分割して水を入れてみせて、みんなで

水のかさのたし算をしていきます。

時にはデシリットルもまぜて、あれこれと計算していき、最後には

1500ミリリットルの水が入りました。

 

さあ、水を沸かしますよ。

熱をもらった水たちは動きが激しくなって、とうとう鍋の底から

ぶくぶくと水蒸気の泡になって外へ飛び出していきます。

サントリーのwebサイト『サントリー水育』を利用して水の性質を

学びながら進めます。

このサイトは水の三態変化も分子のイラストなどを使って

分かりやすく説明しています。

『サントリー水育』>「水育わくわく大百科」>水を知ろう 性質

http://suntory.jp/kids/mizu-iku/study/s001.html

 

 

三人の作った消しゴムも、ぶくぶくと水蒸気の泡に揺られています。

 

< ゆらゆら揺れる消しゴム >

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そして待つこと10分。

かわいい消しゴムができあがりました!

 

< できあがった消しゴム >

09091650

  

 

 

消しゴムを作りながら水を学ぶ。

家庭でも簡単にできる手軽で楽しい方法です。

 

 

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『夏休み自由研究 研究者に聞く分かりやすい研究の進め方』

子どもの興味にそって自由研究を進める方法 

 

2009年8月22日(土)晴れ 

夏休みもそろそろ終わりですね。

息子たち(6年生と4年生)の小学校は2学期制が導入された年から、

夏休みが短くなりました。

8月25日から、もう学校が始まります。 

皆さん、夏休みの自由研究は終わりましたか?

 

我が家は、長男を例に出すと、4年生の時には「コイルと電磁石の実験」

をして、自由研究というものの形を学びました。

5年生の時には「いろいろな砂を調べてみよう」ということになり、帰省した

福岡の様々な海岸で砂を採取し調べてみました。

これは予想しない面白い結果になって楽しい自由研究でした。

さて、今年は小学生最後の自由研究です。

今まではあれこれと私が候補を挙げてみて、その中からこうき

(長男 6年生)が選ぶという形でしたが、彼もこの1年は、私たちの

NPOが主催するジュニアサイエンスカフェに参加してきて、何人もの

研究者から色々な分野の研究の話を聞いてきました。

疑問に思ったことを、筋道を立てて解明していくという、科学以外でも

必ず役に立つ論理的思考を、少しずつ体感してきたはずです。

 

そう思っていたら、ぽつりとこうき(長男 6年生)が私に話しかけて

きました。

「ねぇ、ロボットってどうして電気で動くのかな? どうしてあんなに

複雑な動きができるのかな?」

そうですよね、だって学校で習う電気の授業では、最初は豆電球

つけてみるだけです。

「電気で明かりがつく」ことは学びました。

4年生ではソーラーカーなんてものも走らせてみたけど、深いことは

教わらないので、実はプラモデルを組み立てるのとあまり変わらな

かったようなのです。

こういう流れからみても、長男の疑問は、なるほどもっともなものでした。

 

私自身、物理や化学は大の苦手でした。

不思議なことに気づく感性はもち合わせていたようなのに、宿題の

自由研究はどうやって進めたらいいのかさっぱり分かりませんでした。

でも今は違いますよ!

ジュニアサイエンスカフェを通して、研究者に「研究とは何か」を聞いて

きたのですから。

 

では私が研究者に教わってきた「研究の仕方」を紹介します。

仕事でお世話になっている、東京大学工学部航空宇宙工学専攻

大学生、大学院生がちょうど大会出場のために飛行ロボットを作って

いました。

子どもたちと研究室へ行ってロボット製作の様子を見せて

もらってきました。

 

< 製作中のはばたく飛行ロボット >

*画像はクリックで拡大できます

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ここで聞いてきたことも合わせて、自由研究が苦手な私が、研究者から

学んだ研究の進め方を紹介してみたいと思います。

 

1.疑問をもつことが研究の始まり

 確かめたいこと、調べたいことがなくては研究する意味がない

 ですよね。

 小学生の間に、色々な自然の現象に出会って、不思議に思う感性を

 磨いて下さいね。

 こうきは 

 「ねぇ、ロボットってどうして電気で動くのかな? どうしてあんなに

 複雑な動きができるのかな?」

 と言いましたが、これが自由研究の動機です。

 

 研究で使うシンプルなロボットは秋葉原の九十九電気まで

 いって探してきました。

 

< メカ・タートル(TAMIYA) >

*画像はクリックで拡大できます

Kame

 

 

 

2.疑問を整理する

 何人かの研究者から教えて頂いた大切なことがあります。

 「疑問はまず整理する」

 ということです。

 これは科学に限らず会社で何かを企画する時や、問題にぶつかった時

 など、どんな時にも必要なステップですよね。

 こうきは上の疑問を整理し、次のように研究を進めることにしたようです。

 ○電気のエネルギーはどのようにしてロボットの動きに変わるのか

 ○モーターの回転が動きのポイントになることが分かったけど

  どうして「回転」がさまざまな動きに変わるのか

 ○ロボットの走行速度を速くするにはどうしたらいいか

 

3.仮説を立てる

 まずは、今まで学校で学んだことや、本やインターネットで調べたこと

 などを参考に自分なりの仮説を立ててみます

 こうきは、最後の「速度を変化させる」方法について仮説を立てました。

 ○豆電球の実験からロボットも直列に電池をつなげたら速く歩く

 ○動きを伝達するギアの直径を小さくしたら速く歩く

 ○安定して速く歩くためには足が滑らないよう少し重くする

 

4.実験で確かめる

 さあ、ここまでできたら確かめるための実験の方法を考えます。

 研究者に聞いた実験計画のコツは

 「変化する条件を一つにして、他の条件は固定する」

 ということでした。

 電圧の違いと速度の関係をみるのなら、その時に重さなどは

 変えないし、気付かぬうちに他の条件が変わったりしていないか

 注意を払います。

 本実験の前に、予備実験も行います。

 予備実験はデータを取る前の大切な準備です。

 

5.考察する

 どんな結果になったでしょうか?

 結果をみながら考えてみましょう。

 研究者はどなたも次のようにおっしゃいます。

 「予想通りにならなくても、実験のデータは大切な結果です。

 予想通りでない方が、その理由を考えていくと、誰も知らない

 大発見につながるかもしれないですよ。」

 

このようにして、自由研究を進めれば、今までに興味を持って

いたことに、さらに興味がもてそうですよね。

私は大人になって初めて「自由研究の方法」が分かりました。

そしてその楽しさも知りました。

機会があれば、研究機関の公開日などに出かけて、「研究とは

何か」を知っている本物の研究者に話を聞いてみるのも楽しい

ですよ。

 

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『小学生 考える力って具体的には何のこと?』

研究者と一緒に学んだこと

2009年6月9日(火)晴れ 

 

子どもたちと研究者が直接話せるジュニアサイエンスカフェ。

「研究者が課題を論理的にひも解いていく様子を子どもたちに

見せてあげたい」という思いが開催の動機の一つでした。

海洋研究開発機構(JAMSTEC)巽好幸プログラムディレクター

ゲストスピーカーに迎え、5月30日(土)に無事終了することが

できました。

定員を上回る70名以上方にご参加頂き、大盛会となりました。

 

そして今回もまた、子どもたちも大人たちもたくさんのことを学びました。

今回のテーマは”石”。

 

< 巽PDの説明を熱心に聞く子どもたち >

*画像はクリックで拡大できます

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荒川上流の石を観察しながら、古代の荒川辺りの地形やさらにもっと

広く、日本列島の形成なども考えていきます。

そして最後には「どうして今、秩父の辺りは色んなでき方の色んな年代の

石がごちゃまぜに存在するのか」について自分なりの意見を持つことが

できました。

 

< 石灰石が溶ける様子を見る参加者 >

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世間では

「暗記だけでなく考える力をつけなくては!」

と言われるようになって久しいですよね。

でも「考える力」って一体どんな力なのでしょう?

 

今回のサイエンスカフェの中で巽PDが繰り返し言われていたことは

「なぜ?と思ったことを整理すること。そしてあきらめずに筋道を

立てて考えることが大切」

ということでした。

そしてこういう姿勢は、科学者にならなくても大人になった時の生き方に

差をつけるのだと。

サイエンスカフェの中では、子どもたちも大人たちも、一つ一つの事実を

丁寧に調べ、それぞれが矛盾しないように、自分なりの筋道の通った説明を

見つけようと考えました。

それはパズルを解くようで、しかも答えは一つではないかもしれないかも

しれません。

見ていたスタッフも

「難しそうだけどできるのかな?」

と心配していましたが、なんのなんの、大人も子どもも夢中になって

討論し、最終的には自分なりの意見を持つことができたようでした。

第一線で活躍する研究者から直接「考える方法」を伝授された子ども

たちは、とても良い体験をしたことと思います。

 

参加したこうき(長男 6年生)は

「ひとつしかない答えを覚えるのは簡単だね。今日みたいにたくさん

 答えがありそうなことを考えるのは難しいことだね。」

と言っていました。

 

「考える力って何?」

の一つの答えがジュニアサイエンスカフェの中で見つかったような

気がしました。

 

ジュニアサイエンスカフェについては

『サイエンスカフェ日記』をご覧下さい。

http://sense-of-wonder-2008.cocolog-nifty.com/blog/

 

 

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『小学生科学 石に刻まれた記憶』

『地球の記憶を掘りおこせ!』

2009年5月15日(金)晴れ 

 

更新がゆっくりですみません。

現在、ジュニアサイエンスカフェの開催準備に追われています。

小学生向けのサイエンスカフェ、ジュニアサイエンスカフェを今年度も

開催します。

昨年10月にNPOを立ち上げてから早いもので今回のサイエンスカフェが

4回目となります。

 

今回は海洋研究開発機構からマグマ学の権威、巽好幸プログラム

ディレクターをお呼びして”石”をテーマにしたサイエンスカフェを開催

します。

身近で普通の人はあまり気にとめることがない石ですが、石には

人間が存在しなかった遠い昔からの地球の記憶が刻まれているのです。

今回は、実際に荒川の上流にある石をルーペで観測しながら

科学的証拠を集め、その昔荒川一帯はどのような地形だったのかを

巽プログラムディレクターと一緒に類推していきます。

きっと驚くような結論にたどり着くと思いますよ!

 

5月30日(土)10時~15時30分、場所は埼玉県戸田市立戸田東

小学校理科室で開催致します。

対象は小学4年生から6年生とその保護者です。

 

開催要項はこちらです↓

http://sense-of-wonder-2008.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/in-30d6.html 

 

 

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『親子で東京大学のシンポジウムへ出かけてみませんか?』

小学生も参加できる飛行機のシンポジウム

2009年3月16日(月)晴れ 

 

小学生の子どもをお持ちのお父さん、お母さん、子どもと一緒に大学へ

出かけてみたことがありますか?

私たちは小中高校までにはない大学の自由な学びの雰囲気が好きで、

よく大学へ出かけます。

自分で選べる学びの時間は大学に入って初めて手に入れることが

できますよね。

私たちが出掛けるのは、手軽で楽しい大学の博物館だったり、大学で

開催される子ども向けの科学教室だったりです。

 

2年前の夏休みには東京大学で開催された、夏休み航空宇宙工学

教室へ参加してきました。

ゴム動力飛行機ペットボトルロケットの制作を通じて、物理の基礎を

体感できる有意義な体験でした。

何よりも楽しかったですしね!

ただの工作教室では終わらないところはさすがです。

 

『夏休み航空宇宙工学教室 一日目』

http://homeeducation.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_d18c.html

『夏休み航空宇宙工学教室 二日目』

http://homeeducation.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_45f1.html

 

そして今日は東京大学で開催される航空イノベーション研究会のシンポジウム

をご紹介致します。

 

< ご案内のリーフレット >

*画像はクリックで拡大できます

Utaeroinnovation2nd

 

 

 

 

 

 

これだけ聞くと

「そんな難しそうなものに小学生の親子が参加できるの?」

と思ってしまいそうですが、これができるのです!

このシンポジウムを企画され、研究会の委員長でもいらっしゃる東京大学

大学院航空宇宙工学専攻教授鈴木真二先生から

「小学生の皆さんもどうぞ!」

とおっしゃって頂いてます。

ボーイングJAPAN社長二コールさんの「飛行機はこうして作られる」

という講演や、東大の学生の「環境に優しい航空システムの提案」の発表

などは小学生でも楽しめるそうですよ。

 

日時:3月25日(水)13時~17時30分

場所:東京大学 安田講堂(本郷キャンパス)

 

詳しくは『かがくナビ』鈴木真二先生から教えて頂いた「小学生の

参加のコツ」と共にご紹介しました。

是非ご覧になって下さいね。

 

『かがくナビ』>『ナビコラム』>『親子で東京大学のシンポジウムに出かけてみよう!』

http://www.kagakunavi.jp/column/show/2597

 

桜が咲き始める本郷キャンパスへ出かけて、学びの雰囲気を満喫する

のもよさそうです。

 

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『小学生科学 だれもが時の積み重ねの上に』

人だけではない土や生き物たちの歴史

2009年2月16日(月) 

 

子どもたちと科学者が同じテーブルで一緒に話せる、そんな場所を

作れたらいいなと思いスタートしたサイエンスカフェも今回で3回目と

なります。

今回のゲストスピーカー信州大学農学部森林科学科准教授

大窪久美子先生です。 

大窪先生は今回のテーマ『サクラソウ』絶滅危惧種のシンボリックな

ものとして取り上げ、そのサクラソウを通して地域の歴史人類史だけ

でなく、生物の歴史、地質や土壌の歴史)を知ることが、自分自身を知る

ことにつながるのだとおっしゃっていました。

自分たちが歴史という積み重ねの上に存在しているということを認識

することで、未来につながっている自分自身のふるまいを考える

ことができるのですよね。

 

研究者、科学者と子どもたちが顔を合わせて話すことに一体

どんな意味があるのでしょう?

そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。

私自身、サイエンスカフェを開催するようになって、研究者、科学者の

方とお話をする機会が増えました。

お話するたびに感じることは、どの方も、科学を専門として勉強していない

私には気づけかった視点切り口をもっていらっしゃるということ。

一緒にそばで見ていると、今まで気にも留めなかったものの中に

たくさんの不思議を発見できるのです。

そしてちょっと科学的な目を持つだけで、美しいもはさらに何倍も

美しく感じることができるようになり、不思議に思ったことはもっと

深く知りたくなるのです。

子どもたちにもそんな体験をさせてあげたいなと思っています。

 

今回のサイエンスカフェは申し込みを締め切らせて頂きましたが、

当日の見学も大歓迎ですのでお近くの方は是非いらして下さい。

 

第3回ジュニアサイエンスカフェ in 戸田

テーマ:『桜色に染まる草原があった町』 ~サクラソウはどこへ消えた~

日 時:2009年2月21日(土)10:00~12:00

会 場:埼玉県戸田市立戸田東小学校理科室

定 員:60名(小学校4,5,6年生とその保護者、2人で1組)

参加料:無料

お問い合わせ:sense_of_wonder_2008@yahoo.co.jp

主 催:NPO法人センス・オブ・ワンダー

後 援:戸田市教育委員会

 

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『小学生算数 雪の結晶』

バランスの良い形、安定した形 

2009年2月3日(火) 晴れ

 

お仕事でブログを書かせて頂いている科学技術振興機構(JST)

子供向けWebサイトでは、写真家高嶋清明さん『雪の結晶』の写真が

掲載されています。

撮影裏話によると、高嶋さんは

「すぐに溶けてしまうのでなかなか良い写真が撮れなくて・・・」

とおっしゃっていたそうですが、この写真、本当に美しいです。

高嶋さんには昨年お会いする機会がありましたが、

「自然が大好きでその感動を持ち帰りたいという気持ちから写真の

道を選んだ」

と語っていた高嶋さんは、まるで少年のようでした。

 

『かがくナビ』>『自然だより』>『雪の結晶』

http://www.kagakunavi.jp/nature/show/2390

 

また雪の特集が載った科学雑誌を無料でダウンロードすることが

できます。 

Science Window 2008年2月号

(科学技術振興機構)

090203sw

 

  

 

 

 

http://sciencewindow.jp/index/show/6.html

 

 

雪の結晶は、雪が降っている時に黒っぽい物の上に雪を受け止めると

見ることができます。

崩れてしまっていることも多いので、私は昨年の雪が降った日に、息子

たちと何度も雪を受け止めて、やっと観察することができました。

 

雪の結晶は六角形を基本としています。

雪を作る水の分子たちが手をつなぎ合う時にはこの形が安定なの

ですね。

 

昨年は算数の教室で雪の結晶を題材に角度を学びましたよ。 

『教室日記 小学生科学 雪の結晶』

http://homeeducation.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_aed7.html

 

そして六角形は蜂の巣(ハニカム)にも見られるように、隣同士隙間なく

くっつけることができるし、強さもある形です。

飛行機の扉などは軽くて丈夫にするたに、アルミのハニカム構造が

使われています。

 

< 飛行機に使われるハニカム構造 >

30

 

 

 

 

算数で習う形にもいろいろな意味があるのですよね。

そんな話を聞いていると図形ってもっともっと好きになるはずです♪

 

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