『算数の指導法は奥が深い! 指導者養成講座開催します』

教室を開校したい人、算数をちゃんと教えたい人、

算数教育が気になる人、など向け

2017年1月22日(日)

運営している「算数・数学塾」は、現在満席なのですが、

http://sansusugaku.wixsite.com/home/about

大人の皆様からの

「子どもの算数を伸ばしてあげたいけど方法がわからない」

「指導しなくてはいけない立場だけど教え方に自信がない」

「将来教室を開校してみたい」

などのご要望にお応えして、算数指導者養成講座を開講しました。

すでに年末には本編講座の低学年編、高学年編(各講座 4時間×2日間)

を開催しましたが、好評につき今後も引き続き開催していきます。

「算数の教え方を理論的に、具体的に学びたい」

「納得して教えたい」

という方をお待ちしております。

 

さて、本日はその講座の入門編(資料代のみ)のご案内です。

この入門編も今回で4度目の開催となりました。

 

○算数指導者養成講座(入門編)

日時:2月2日(木)18時30分~20時

場所:武蔵浦和コミュニティセンター(JR埼京線 JR武蔵野線 武蔵浦和駅より

    高架歩道で直結 徒歩2分) 8階集会室

参加費:200円(資料代)

講師:中牟田宴子

    NPO法人センス・オブ・ワンダー代表理事

    算数・数学塾 塾長

    2012年~2013年 毎日小学生新聞にて「親子で発見!きらきら算数」

                連載

    2016年3月末まで 東京大学にて工学系ゼミ(学生が小学生向けの

                科学の授業をデザインし実践する)を担当

    所属学会:日本教育工学会

内容:・学習科学の理論を基に「算数を学ぶ」とはどういうことか

    ・現在の小学校算数と2021年の大学入試改革を見越した算数

    ・数のセンスをどう教えるか

    ・算数と工作、科学、アートをつなげるほうほう(一緒に体験)

    *内容は変更になることがあります

持ち物:筆記用具、のり

定員:6名

お申込み:メールにて下記の①~⑥の内容をお送りください。

      件名を「2月2日の講座申し込み」として下さい。

      ①参加者のお名前(ふりがな)②性別 ③年齢 ④算数の指導経験のあり、なし

      ⑤算数以外の教科での指導経験のあり、なし

       (ありの場合は教科をご連絡下さい)

      ⑥連絡先電話番号(当日連絡がつくもの) ⑦連絡先Emailアドレス 

       お申し込み先アドレスは ( sansu.sugaku@gmail.com ) です。

       *@半角に替えてお送りください

締切り:  1月30日17時まで *お申込み多数の場合は先着順とさせて頂きます

 

興味がある方、迷っている方、きっと教え方について”腑に落ちる”体験を

して頂けると思います。

 

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『低学年算数 10のまとまりと補数の美しい教材』

美しい光と共に「あわせて10」の感覚を磨きます

2016年11月17日(木)

おかげさまで「算数・数学塾」は、現在満席となりました。

http://sansusugaku.wixsite.com/home/about

4月には低学年の募集を行う予定ですのでよろしくお願いします。

 

さて、大人向けの算数指導者養成講座も12月開催の運びとなりました。

将来算数教室を開校したい方、お子さんやお孫さんに教えたい方、

学童保育の支援員さん、学習サポーターの方など、多くの方に関心を

持って頂いております。

 

ところで、低学年の算数は、簡単そうに見えて実は本質的な問いに

向き合わなくてはならない、奥が深いものです。

算数の世界の奥深さや、算数と自然がつながった時の驚きを、お子さんや

算数教育の関心がある方々と共有できればと思っています。

例えば「数」にしても、「ものの個数を表す」「順番を表す」「連続量の大きさを

表す」・・・と6種類もあるのです。

「数とは何か」なんてなかなか考えないかもしれませんが、教える側が

様々な背景を知っていれば、教科書から始まったとしても、その先に

果てしなく広がる算数の世界を子どもたちに見せてあげられますよね。

 

10のまとまりも大切な概念です。

でもなぜ10だったのか、10よりも本当は12のほうが良かったと思うの

ですが、ヒトの指が10本だったからでしょうね。

そんな話もできたら楽しいですよね。

10のまとまりは十進数を基に体系化されている算数の世界では

とても重要です。

論理的に、視覚的に、体験的に、色んな形で感じてほしいものです。

そんな願いを込めて、視覚的に10のまとまりを感じられる教材

作りました。

かずを左右に書き込むと完成です。

シュタイナー教育で使うローズウインドウで作りましたが、窓辺に

飾ると柔らかな光が通り抜けてきてとてもきれいなのですよ~

 

<10のまとまりを感じられるローズウインドウ>

10s

 

1002s

 

 

それではまた!

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『小学生算数 おかげさまで毎日小学生新聞で連載開始です』

『親子で発見! きらきら算数』連載スタートしました
 

2013年4月29日(月)

『子供と学ぶ家庭教育のススメ』がきっかけで、この春から

毎日小学生新聞(日刊タブロイド版)で毎週水曜日に算数の

記事を連載させて頂くことになりました。(すでに連載中!)

 

< 毎週水曜日掲載です 紙面はこんな感じ↓ >

424

 

内容は、こちらのブログにも書いてきた、「身近な算数」、「算数と

周りの現象のつながり」、「親子で楽しむ算数」などをキーワードに

まとめていく予定です。

うちの息子たち、教室に通ってくれている子どもたちと一緒に

楽しんできた算数の美しさや驚きを伝えられたらな~と思って

います。

イラストは大学で一緒の研究室だった、えびさん、こと荒木絵美
 
さん
が担当してくれています。

以前、科学技術振興機構のお仕事でも私の記事にイラストを

描いてくれたのですが、かわいくて、温かくて、でも科学や数学の

本質も表現してくれるすごい人です。

彼女は、イラストも描けちゃうけど数学も得意だし、写真に洋裁に

ガーデニング、ピアノと本当に多彩な人!

えびさんの書いている「ツマリョコブログ」
 http://blog.livedoor.jp/ebi_tsumaryoko/
 *レトロで超かわいい子供服のお店もやってますよ!

 

長男が家庭教育10年となる節目のこの時に、このようなお仕事を

頂けたことにとても感謝しています。

新聞を通して、またこのブログを通して、親子で、算数に科学に

工作に・・・いろんなことを楽しむお手伝いができたらと思います。

楽しい、もっと知りたい、と思うことこそ、学びの最大のエネルギー

ですもんね!

 

*毎日小学生新聞 
 http://mainichi.jp/feature/maisho/index.html

 タブロイド版平日8ページ。金曜日は小学生の進路を考える

 ページが加わって12ページ、土曜日は「15歳のニュース」が

 加わって12ページ、日曜日は低学年向け「こどもしんぶん」が

 加わって12ページです。毎朝届いて、1か月たったの1,430円

 (税込み)です。(毎日小学生新聞webサイトより)

 
 

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『小中学生グアムで英語 近い外国で手軽に異文化体験 ~準備から入国まで~』

親子で英語とチャモロ文化に触れるグアムの旅

 

2011年5月1日(日)

少し前に、息子二人を連れてグアムへ出かけてきました。

 

<グアム島 高台から眺めるセッティ湾>

11033150

 

これまでに、オーストラリアコフスハーバーと、アメリカ、サンフランシスコ

2回、合計3回のホームステイを経験した息子たち(私も一緒!)ですが、

さすがに中学2年生になったこうき(長男)は部活も忙しく、これまでの

ように、長期間外国に滞在することが難しくなってしまいました。

とはいえ、学校の英語では、主に文法や単語のつづりをテストされる

ばかりで、、これでは英語を話すことを躊躇するようになるのではと

不安が残ります。

相手に正確に伝えたいことを伝えるために文法はもちろん大切ですが

英語がコミュニケーションのツールだと知ることは、英語を学ぶモチベーション

を考えても大切なことだと思っています。

そこで、今年は、もっと手軽に、気楽に、グアムで英語を使って

みようと考えたのでした。

 

さあ、そうとなれば、さっそく準備です。

今回は、ホームステイではないので、お土産を買ったり、アメニティグッズを

持って行くこともなく、準備はとても楽でした。

HISの航空券と宿泊だけのツアー(4泊5日)を利用しました。

たまたま安いツアーがうまく見つかったので、ホテルはシェラトンラグーナ

グアムにアップグレード。

それでも3人で16万弱(燃油サージャージ込み)ですから、これまでの

ホームステイに比べたら格段に安い旅行となりました。

 

○準備編

・航空券と宿泊

 HISに手配してもらいました

・ビザ

 アメリカ本土ではESTA申請が必要ですが、グアムは45日以下の滞在の

 場合は不要です。

 これもまたお手軽! 

・スーツケース

 持っているの(大)とお友達に1つ(中)借りたので行きました。

 暖かい国に行くのは軽装でいいので荷物が少なくていいですよね!

 もしレンタルする場合、私のお勧めは「ダーリング 新庄店」です。

 (『ダーリング 新庄店』 http://www.darling.co.jp/

 レンタルショップは、webサイトでは一見安く見えても、旅行の数日前に

 借りると料金が加算されたりしますので、よ~く選んで下さいね。

・携帯電話

 仕事で日本と連絡をとる必要があったので、どうしようかと

 迷ったのですが、サンフランシスコで重宝したNOKIAの携帯電話は

 グアムでは使えないということが分かり別の手段を検討することに。

 携帯電話のレンタルは、レンタル料も通話料もどちらも高いですし

 かといって日本の携帯電話を海外で使うと、その通話料はとても高いです。

 今回はノートPCを持って行こうと決めていたのでSkypeを使うことにしました。

 持ち歩くことこそできませんが、なんたって、世界中どこにかけても無料

 ですからね。

 相手もPCにSkypeをダウンロードしているか、相手がスマートフォンなら

 Skypeが使えるので便利です。

 *PCの場合はヘッドセットが必要です

  (『Skype』 http://www.skype.com/intl/ja/get-skype/

 その他、念のためにKDDIのスーパーワールドカードも成田空港で購入

 したのですが、Skypeで十分事足りたので使いませんでした。

・変圧器

 PCやカメラの充電器は変圧する必要がないので、今回は持っていきま

 せんでした。

 ホテル滞在であればドライヤーもありますしね。

・衣類

 グアムは熱帯気候なので湿度はとても高いです。

 朝夕は涼しいかも?なんて思ったら大間違いでした。

 トレーナーなんて全く着る機会はなく、半袖で大丈夫。

 でもショッピングモールなどはかなり冷房が効いているので、羽織る

 ものがあるといいかもしれません。

 履物は、ビーチサンダル(またはサンダル)とスニーカーがあれば

 よいです。

 (街中は舗装がされてない道もあり、足を守るためにもスニーカーが

 いいかも)

・食料

 ホストファミリーに和食を作ってあげるわけでもないので、今回は

 子どもたちのお菓子だけ。

 あとは、好きな時に自由に珈琲を飲みたくて、ドリップオンの珈琲を持って

 行きました。

・薬

 滞在中に、こうきは熱を出しました。

 風邪薬や頭痛薬、バンソウコウなどはあった方が安心です。

・機内に液体を持ちこむのに検査に出す袋

 透明のビニール袋(20センチ×20センチ)が要ります。

・米ドル

 必要な分だけ換金しておきます。

・国際運転免許証

 グアムでは日本の免許証で運転することができるので、これもまた

 不要でした。

 

これだけ準備をすれば、あとはパスポートを持って出かけるだけです!

 

○出国

安いツアーで深夜便だったため、成田空港へはゆっくりでかけました。

第一ターミナルは、閉まっているお店も多かったのですが、開いているお店を

見つけて夕食をとり出国。

免税店や売店などはすっかり閉まっていました。

中2と小6の息子たちはまだ元気!

でも深夜便は、小さい子どもさんにはちょっと大変かもしれません。

 

○機内

大韓航空だったので、フライトアテンダントさんたちの間で飛び交う言語は

韓国語、乗客の対応は日本語でした。

乗客は99%日本人といったところでしょうか。

見渡す限りアジア人(というか日本人)なので出国した実感は全くなし!

23時ごろ食事が出ましたが、さすがに普段はよく食べる長男も食べれ

ませんでした。(私も)

 

<機内食>

11032950

 

この時すでに次男は爆睡中。

タッチパネル式のスクリーンで映画やゲームが楽しめました。

着陸までに、出入国カード(人数分)と税関申告書(家族に1枚)を

書いておく必要があります。

 

○入国

飛行機を降りた途端、とにかくあっつ~!といった感じです。

脱いですぐに半袖になれる恰好がベストです。

熱帯らしい湿度の高さで、日本の夏と思ってもらえれば大丈夫。

眠い目をこすりながら入国審査の列に並んでいると、現地の係員が

日本語で「出入国カードを準備して下さい!」と言っていました。

審査官も日本語が話せる人も多いようでしたが、どうやら決まった

フレーズは大丈夫、込み入った話は英語の方がよさそうでした。

 

○ホテルへ移動

HISが手配してくれた車がお迎えに来てくれました。

たまたま同じホテルの人はいなくて、運転手さんと私たちだけ

だったので、話しながらホテルへ向かいました。

空港からホテルまでも車で15分ほどで、これもまた便利です。

運転手さんはチャモロ族の人で、私と運転手さんの会話は

80%英語、20%日本語だったのですが、家ではチャモロ語

会話をするそうです。

多分日本語で話しかければ、ほとんど日本語で対応できるほど

日本語が上手な方でした。

(だからツアー客相手の仕事をしているのだけれど)

 

この旅行中、チャモロ語(多分)を話す人たちにたくさん出会いました。

現地の人たちは、お客さん(日本人か基地関係のアメリカ人)には英語で、

バックヤードではチャモロ語で話しているという光景をよく見かけました。

グアムは確かにアメリカの領土ですが、もともと住んでいたチャモロ族

の文化も残っていて、「共通のコミュニケーション手段としての英語」

強く感じる旅となりました。

その話はのちほど。

 

○ホテル到着

ホテルは絵にかいたようなリゾートホテルで、写真を見ると、グアムって

リゾート地なんだな~と多くの人が思いますよね。

 

<早朝のホテルのバルコニーから>

11033050

 

もちろんそれは正しいのですが、私たちが見たグアムは、熱帯で

のんびり自然と暮らすチャモロ族の人たちと、観光客相手の仕事

多分割り切って働く人たちがいる島で、決しておもてなしが上手な

感じはしませんでした。

きっと、観光に関わらない島の人たちは、スコールが頻繁に

くる熱帯の島でのんびり質素に暮らしているのだと思います。

 

次回は子どもたちが英語を使ったり、レンタカーで自然を満喫した

グアムのお話です。

 

こちらのブログは小学館の子育て情報サイト

ウェブeduでご紹介頂いております。

 

 

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『学び方を学ぶ ~学び方が上手な東大の工学部生~』

認知心理学的にみた「学び」の目標

 

2011年2月8日(火) 

私の教室では小学3年生から中学1年生までが数学を中心に

様々なことを学んでいます。

今日はいつものように教室の話ではなく、家庭教育をする上で

役に立ちそうな(少なくとも我が家では役に立っていますよ♪)認知心理学

というものをご紹介してみたいと思います。

皆さんは

「学ぶとはどういうことですか?」

と聞かれたら、どのように答えるでしょうか。

認知心理学という分野では「学ぶとはどういうことなのか」

定義しています。

私は大学で認知心理学が専攻だったのですが、「これをもっと

具体的な学びに役立てられないものかなぁ」と考えていました。

この認知心理学とは一体どんなものかというと、「知識の理解、

生成、発達を取り扱う科学(注1)」という説明があります。

これって、子どもたちや、自分の学びにも関係しているので、

親としても気になりますよね。 

認知心理学では、学ぶということはスキーマの獲得なんだ」って言って

いるのですが、これでは

「なんのこっちゃ?」です。

東大でお世話になっている三宅なほみ先生の、分かりやすい説明を

お借りすると「”使える知識”を身につけること(注2)」となります。

となると、次には「スキーマ(使える知識)って何?」ってことになる

わけですが、これは、ただの情報の暗記ではなく、自分自身で持つ

関数のようなイメージでしょうか。

その関数に、状況に応じて変数を入れ、自分で使いこなすのだと

想像してみて下さい。

関数の結果を丸暗記するよりも、暗記の量も少なく、応用できそうだなと

感じてもらえると嬉しいのですが・・・

 

もっと身近な、小学校算数を例に「スキーマの獲得」を紹介してみます。

小学校の算数で、子どもたちが学ぶ「10のまとまり(10進数)」ですが、

多くの子どもたちは「10をひとまとまりで考える」ことを学ぶので、

2年生にもなれば、「10集まると位が上がる」ということを知っています。

これは、いわば「10進数のスキーマ」なので、このスキーマを身につければ、

例え数が10以上になっても、100以上になっても、もっともっと大きく

なっても、子どもたちは同じルールで数を表し、計算だってすることが

できますよね。

でも、もしもさらにもっと大枠の「○進数のスキーマ」を身につけることが

できれば、10のまとまりだけにこだわらずに、60のまとまりでも、数を表し

たり計算することができます。

「まとまりは”10”であろうと”60”であろうと、ルールは同じ」というわけです。

こうなれば、60進数の時間の計算だって、同じように考えて解けるように

なりますよね。

また、2のまとまりで考えれば、コンピューターなどでも使われている、

オンとオフの2進数の計算もできます。

つまり、「○進数のスキーマの獲得」ができれば、学校でいつもやっている

筆算も、時間の計算も、また、ミリやキロへの単位の変換だって、全て

同じルールで考えることができるようになるというわけです。

これって便利ではないですか?

残念ながら、学校では「スキーマの獲得」という観点では教えてもらえ

ないので、気が利いた子どもだけが偶然にもスキーマを獲得している

という状況なのだと思います。

 

さて、ここで東大工学部生のお話をしてみたいと思います。

私は教室運営のほかにも、NPO法人センス・オブ・ワンダー

代表として科学教育についての研究や、科学リテラシー普及の

ためのに、サイエンスカフェやワークショップの企画をしています。

その関係で、東京大学工学部のゼミと一緒に活動をすることも

多く、その合間をぬって?学びが上手なはずの東大工学部生たち

をつかまえては、

「それはどうやって学んだの?」

「お父さん、お母さんはどのように関わったの?」

「学校では?」

なんてインタビューをしてみます。

色々と聞かれることにも、みんな、もう慣れちゃったみたい

ですけどね。

詳しくは別の記事でご紹介するとして、一つ彼らに共通して言えることは

彼らはスキーマの獲得の達人であるということです。

例えば、高校での化学の勉強にしても

「分子間の結合力を知ることで、化学反応について丸暗記しなくても

済んだ」

とか

「世界史を学ぶ時に、そのことが起こった地理的な要因と合わせて

知ることで、世界史も地理も丸暗記にならなかった」

と話してくれます。

そして多くの工学部生は

「自分は丸暗記は苦手」

だと言います。

 

どうでしょう?

学びの目標を「スキーマの獲得」にすると、丸暗記の量は減って

応用力が上がることは、なんとなく伝わったでしょうか?

 

例えば問題集を選ぶ時にも、子どもに問題を解かせる時にも

「今は何のスキーマを身につけようとしているのか?」を意識

するだけで、問題集の選び方も声のかけ方も変わってきます。

教室の中学生には、「今は何のスキーマを身につけようとして

いるのか?」を自分自身で意識できるように声をかけています。

 

認知心理学に興味を持った方は是非色々と調べてみて下さいね。

(注1)は岡林春雄先生「認知心理学入門」を参考にさせて

頂きました。

認知心理学入門―その基礎理論と応用 Book 認知心理学入門―その基礎理論と応用

著者:岡林 春雄
販売元:金子書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 

 

また、認知心理学の考え方を、教育を研究する立場から分かりやすく

ご紹介して下さっている三宅なほみ先生の記事も大変参考になります。

(注2)もこちらの記事を参考にさせて頂きました。

大学発教育支援コンソーシアム推進機構(CoREF)>学習科学

http://coref.u-tokyo.ac.jp/archives/5674

 

最後におまけです。

この数週間はセンス・オブ・ワンダーで、東大工学部のゼミ生と一緒に

LEDを使うワークショップの研究開発をしています。

こんな感じです↓

 

< 3色を混ぜる実験方法の研究 > 

下から照らしてもあまり混ざりません・・・

110204350

「ちょっと、みんな上から照らして~!」

ってことで、上から光を集めてみます。

(手がいっぱい!)

110204350_3

 

う~ん、もう一息です。

この講座は「英語の科学工作講座」としてセンス・オブ・ワンダー

全て英語で行う予定です!

 

 

こちらのブログは小学館の子育て情報サイト

ウェブeduでご紹介頂いております。

 

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『小学生算数 ドイツのカラフルなかけ算カード』

ゲームをしながら かけ算を覚えよう

 

2008年9月17日(水) 

算数を勉強に来ている2年生のりなちゃんとももかちゃん。

学校よりも一足先にかけ算を覚えています。

かけ算はその意味もきちんと覚えなくてはいけないのですが

意味が分かったら後は、とにかく早く正確に九九が使える

ように覚えてしまわなくてはいけません。

九九の表を読み上げていくだけでも覚えてしまう子供もいれば

で覚えるのが得意な子供もいます。

暗記の手法は人それぞれで合う合わないがありますよね。

でもどんな方法にしろ、”楽しいこと”と一緒に経験した記憶は

長期記憶として残りやすいと言われています。

 

かけ算を楽しく覚えるのにお勧めなのが、ドイツラベンスバーガー社

カードゲーム「九九でビンゴ」です。

 

< カラフルなカードは大人でもわくわく! >

*画像はクリックで拡大できます。

080917

 

 

 

 

このカードゲームのイラストは色鉛筆で書かれているのですが

とてもカラフルで眺めているだけでもワクワクします♪

遊び方は簡単で、九九を全部覚えている場合でも、まだ全部は覚えていない

場合でもそれぞれ違ったゲームが楽しめます。

この日は”3の段”を選んで簡単な方のゲームを楽しみました。

 

< カードを並べる二人 >

080917_2

 

 

 

二人ともカードを並べながらとても楽しそう。

 

日本ではかけ算は「9×9」までしか暗記しない場合が多いですよね。

このことの弊害は、2桁以上のかけ算”別のもの”と思ってしまう点に

あります。

そういう意味でも2桁のかけ算を暗記することはお勧めです。

 

今、3年生の子供たちは2桁のかけ算を覚えています!

こちらも物語のようで楽しく覚えられますよ。

 

19×19 トクトク―日本人のアタマをもっとよくする2桁かけ算 Book 19×19 トクトク―日本人のアタマをもっとよくする2桁かけ算

著者:COO,よこい やすし
販売元:ワイプラス
Amazon.co.jpで詳細を確認する

  

さらにシュタイナー教育を行っている小学校では負の数が入った

かけ算も早い段階から子供たちに見せていきます。

”暗記もの”の怖いところはその意味を考えなくなってしまうところ。

かけ算九九も意味を考えながら覚えれば数の世界の広がりを

感じることができるはずですよね。

 

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『小学生夏休み 計算の復習の前に』

計算の能力ってどのくらい必要?

 

先日、このブログに小学校一年生のお子さんを持つお母様から

計算の勉強の仕方についての質問を頂きました。

お返事が長くなってしまいそうなので、記事にさせて頂く事にしました。

 

私自身が息子たちや教室の子供たちと接し、書籍で調べたり、研究者の

方からのアドバイスを頂いたりしてたどり着いた考えを紹介させて頂きます。

少しでも、子供さんたちへの指導で迷っているお母様たちのお役に立てたら

嬉しく思います。

 

でも、まずは計算というのは、あることを証明したり、予想したりするときの

ツールだということを先に書いておいて話を進めていきたいと思います。

計算はもちろんできるにこしたことはないのですが、先日仕事でお手伝い

させて頂いた鈴木真二先生(東京大学大学院教授)の実験授業の中でも、

子供たちは飛行機の揚力の計算単位の換算の際には電卓を使いました。

それは、ここで行った計算は、本来の目的ではなく手段にすぎなかったから

なのだと思います。

 

鈴木真二先生実験ナビ(かがくナビに掲載)はこちらです↓

http://www.kagakunavi.jp/column/show/195

 

< 揚力係数を求める風洞実験の様子 >

*写真はクリックで拡大できます

Photo 

 

 

 

 

 

○計算練習は何のため?

 子供が学校から持って帰ってくる算数のテスト。

 計算ミスが気になるお母様方もいらっしゃることでしょう。

 ”計算”ということに焦点をあてれば、ここでマスターすることは”速さ”

 ”正確さ”ということになります。

 でも、計算を学ぶ目的って何なのでしょう?

 本来の目的は、生きていくため、社会生活を送るためなのでしょう。

 友達に物をあげたり、もらったり、その差を計算したり、また公平に

 同じ数ずつ分け合ったり

 おつりの計算だってできなくてはいけませんよね。

 計算練習もきっとこういったシンプルな目的から始まったのだと

 思います。

 でももう一つ、今の日本の子供たちには計算練習をする目的が

 あります。

 それは学校のテストのため、そしてこれから何度か経験することに

 なるだろう受験のため。

 テストのための計算練習は、本来の目的からはズレていることもある

 ようです。

 でもこれについては”テストのため”と割り切って訓練するしかないようです。

 

○テストのための計算練習

 中学受験や将来の受験を考えた時に、求められるのは”正確さ”

 ”速さ”です。

 でも残念ながら学校ではあまり具体的には計算の目標を教えてもらえない

 ようです。

 書籍と、息子を被験者!?にした実験から導き出した、計算の具体的な

 目標は過去の記事にまとめています。

 今も引き続き実験中!?ですが、今のところ、この目標で中学受験、

 算数オリンピックも大丈夫そうです。

 

 『小学生算数 どこまで暗算ができればいい』

 http://homeeducation.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/post_7ae6.html

  

○質問への回答

お母様からの質問の中には具体的な計算方法について、

「色々な方法がありますが、どのやり方で指導すればいいのですか?」

というような内容があったと思います。

ここまでの話しの流れで、答えは想像して頂けると思いますが

「方法はなんでもいい」

のです。

学校で指導する、”10の補数”を中心にした方法もあれば、珠算のように

”5のまとまり”を中心に考える方法もあります。

江戸時代だったかは、くり下がり、くり上がりの計算は暗記していたようです。

これだけみても色々な方法がありますよね。

学校では一人の先生が大勢の子供をみなくてはならないので、全ての子供たちに

同じ方法で指導しますが、本来はその子にあった方法で指導してあげた方が

よいのだと思います。

計算の”速く”、”正確に”という目標を意識して、その子にあった方法を選んで

あげればいいのではないでしょうか。

逆に子供さんが気に入ったやり方でも、”速さ””正確さ”に問題があれば、

理由を説明して正してあげたほうがいいかもしれませんね。

 

でも、やっぱり、計算は”手段”にすぎないのですよね。

私が何人かの研究者の先輩に聞いたところ、

「実際には、計算はコンピューターで行ってしまうことも多いので、それが

間違っていないか概算できることが大事。」

ということでした。

 

最後に、 

お母様からはもう一つ、”文章題”についての質問も頂いていました。

このことについてもよく聞かれることなので、別の記事でご紹介させて

下さいね。

 

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『小学生科学 水で遊ぼう! 100等分した摂氏』

水って楽しい!

5月27日(火)

ちょっと戻って先週のお話です。

うちに来たのは元気いっぱいの3年生。

3年生の子供たちと一緒に”温度”についてあれこれと

学びました。

温度といってもいくつかの単位がありますが、まずは一番なじみ深い

摂氏から。

摂氏は水の自然現象を基にして決められているので、子供たちにも

分かりやすいようです。

それに、1気圧での水の凝固点を”0”、沸点を”100”として、間を

100等分しただなんて、

「あれ? そんな決め方なの?」

と思いませんか?

「へ~100等分したんだね~」

とそんなところにも驚く私と子供たちです。

アメリカなどで使われている華氏は、基にするものは違いますが

間を96等分(12の倍数で分けやすかったのかな?)したのですから、

みんなが納得すればどう分けてもよかったのかもしれませんよね。

 

先週は、子供たちとカセットコンロにお鍋をかけて、水の変化を観察

しました。

ぶくぶくとお鍋の中の水から泡が上がってきたのを見ながら

「これも水が形を変えたものなんだよ~」

と話します。

「あたためると水も元気になるのかな?」

そんな話しをしながら、ついでに、ゆでたら出来上がる消しゴムも作って

しまいました。(ダイソーで消しゴム作りのキットが入手できます)

 

< ゆで上がった消しゴム 右下は水の分子モデル >

*画像はクリックで拡大できます

08060330

 

 

 

 

 

水の分子の話しはイメージがつかみにくいようなので、イラスト

分子モデル(モルタロウ)も一緒に見ます。

この写真の分子モデルは結晶になりかけの状態・・・かな?

分子同士が手をつないで六角形を作っているのが分かりますか?

 

イラストは”科学館”という小学館の図鑑が詳しくて分かりやすい

ようです。(家でできる実験が満載です!)

 

21世紀こども百科 科学館 Book 21世紀こども百科 科学館

販売元:小学館
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水を観察して、自分だけの消しゴムもできて、子供たちは大満足

のようでした!

モルタロウのサイトも楽しいので是非のぞいてみて下さいね。

http://www.talous-world.com/talous_c.htm

< 氷の結晶 モルタロウ >

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『小学生算数 1メートルを体感しよう』

1メートルと背比べ

5月7日(水)

ももかちゃん、りなちゃんと、折り紙で遊んでみました。

前に長さの単位を勉強していたので、今日はミリメートル、センチメートル

続いて1メートルを作ってみましたよ。

1メートルはもともと地球の4分の1周の長さを基に決められたことを一緒に

勉強して、さあ楽しい工作です。

10センチメートルに切ったカラフルな折り紙をつないでいきます。

< 折り紙をつなぐ二人 >

*画像はクリックで拡大できます

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5枚つないだところで

「今、全部で何センチ?」

と質問すると

「50センチ~!」

と元気に答える二人。

さらに6枚、7枚とつないでいって10枚になりました。

「さあ、これで何センチ?」

と聞くと

「100センチ!」

と二人。

「そうだね、でも100センチには違う名前があるよ。

  1メートルとも言うんだよね。」

と説明します。

そして二人は1メートルと背比べ。

< 1メートルと背比べ >

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「1メートルよりも何センチ高いかな~?」

なんていいながら背の高さを測るかわいい二人です。

 

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『小学生算数 アスレチックで感じる三次元』

飛んだり よじ登ったり ぶら下がったり

5月5日(月)

なんで「飛んだり よじ登ったり ぶら下がったり」が算数なのか

ちょっと変ですよね。

学校の算数で学ぶ立体図形、つまり三次元の図形感覚10歳ごろ

までに身につくと言われています。

ではどうやったら身につくのかというと、それは問題集とにらめっこをする

のではなく、手を動かしたり体を動かしたりしながら体全体で学んでいくのが

一番よい方法のようです。

手軽なところでは、文房具コーナーで売られている工作用紙を家に常備して

おいて子供たちがいつでも切ったり貼ったりして立体工作ができるように

しておくのもいいと思います。

工作用紙は厚紙ですし、1センチの方眼になっているので、定規で線を

引いたりしなくても、線に沿って切るだけで色んなものが作れます。

他には折り紙を使って多面体を折ったりするのも楽しいですよね。

 

はじめての多面体おりがみ―考える頭をつくろう! (Heart warming life series) Book はじめての多面体おりがみ―考える頭をつくろう! (Heart warming life series)

著者:川村 みゆき
販売元:日本ヴォーグ社
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さらに体全体を使ってというなら、アスレチックへ出かけるのもお勧めです!

子供たちが思いっきり体を動かせる環境が近くにあればいいのですが、

なかなかそういう場所がないということも多いですよね。

我が家が出かけたのは、千葉県野田市清水公園にある日本最大級の

アスレチックコースです。

ここには小さい子供でも楽しめるファミリーコース、ちょっと難しいことにも

チャレンジできる冒険コース、そしてスリル万点の水上コースがあり、全部で

100ものポイントがあるんです。

 

< 水の上をターザンのように・・・ >

*画像はクリックで拡大できます

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勢いをつけて・・・

ジャ~ンプ!

水の中に落ちてしまう子供も大人もたくさんいるのですが、

とにかくみんな楽しそうです♪

 

< やぐらによじ登ってみた眺めはどう? >

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< 気分はハムスター? >

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とにか緑の中でく思う存分、飛んだり跳ねたりよじ登ったり

遊びの中でもきっと三次元の感覚は体にしみこんでいくのでしょう。

 

清水公園公式ホームページ

http://www.shimizu-kouen.com/

 

出かける時は動きやすい服装で必ず着替えを持って行ってくださいね。

(水におちてもいいように♪)

お昼はアスレチックフィールド内にテーブルと椅子が用意してあるので

お弁当を持っていくといいです。

売店で軽食を購入することもできます。

今日は入場制限があるほど混雑していましたが、座る場所がないと

いうことはありませんでした。

 

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