『算数の指導法は奥が深い! 指導者養成講座開催します』

教室を開校したい人、算数をちゃんと教えたい人、

算数教育が気になる人、など向け

2017年1月22日(日)

運営している「算数・数学塾」は、現在満席なのですが、

http://sansusugaku.wixsite.com/home/about

大人の皆様からの

「子どもの算数を伸ばしてあげたいけど方法がわからない」

「指導しなくてはいけない立場だけど教え方に自信がない」

「将来教室を開校してみたい」

などのご要望にお応えして、算数指導者養成講座を開講しました。

すでに年末には本編講座の低学年編、高学年編(各講座 4時間×2日間)

を開催しましたが、好評につき今後も引き続き開催していきます。

「算数の教え方を理論的に、具体的に学びたい」

「納得して教えたい」

という方をお待ちしております。

 

さて、本日はその講座の入門編(資料代のみ)のご案内です。

この入門編も今回で4度目の開催となりました。

 

○算数指導者養成講座(入門編)

日時:2月2日(木)18時30分~20時

場所:武蔵浦和コミュニティセンター(JR埼京線 JR武蔵野線 武蔵浦和駅より

    高架歩道で直結 徒歩2分) 8階集会室

参加費:200円(資料代)

講師:中牟田宴子

    NPO法人センス・オブ・ワンダー代表理事

    算数・数学塾 塾長

    2012年~2013年 毎日小学生新聞にて「親子で発見!きらきら算数」

                連載

    2016年3月末まで 東京大学にて工学系ゼミ(学生が小学生向けの

                科学の授業をデザインし実践する)を担当

    所属学会:日本教育工学会

内容:・学習科学の理論を基に「算数を学ぶ」とはどういうことか

    ・現在の小学校算数と2021年の大学入試改革を見越した算数

    ・数のセンスをどう教えるか

    ・算数と工作、科学、アートをつなげるほうほう(一緒に体験)

    *内容は変更になることがあります

持ち物:筆記用具、のり

定員:6名

お申込み:メールにて下記の①~⑥の内容をお送りください。

      件名を「2月2日の講座申し込み」として下さい。

      ①参加者のお名前(ふりがな)②性別 ③年齢 ④算数の指導経験のあり、なし

      ⑤算数以外の教科での指導経験のあり、なし

       (ありの場合は教科をご連絡下さい)

      ⑥連絡先電話番号(当日連絡がつくもの) ⑦連絡先Emailアドレス 

       お申し込み先アドレスは ( sansu.sugaku@gmail.com ) です。

       *@半角に替えてお送りください

締切り:  1月30日17時まで *お申込み多数の場合は先着順とさせて頂きます

 

興味がある方、迷っている方、きっと教え方について”腑に落ちる”体験を

して頂けると思います。

 

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『小学校算数 計算を工夫してチェコビーズのブレスレットを作ろう!』

目的があるとこんなに計算も頑張れます!

2016年12月21日(水)

おかげさまで「算数・数学塾」は、現在満席となりました。

http://sansusugaku.wixsite.com/home/about

4月からの低学年講座も予約で満席となり、次回の募集は未定です。

算数の教え方や教材開発に興味がある方は算数指導者養成講座

ご検討頂ければと思います。

こちらも12月はすでに満席で23日が最終回となります。

1月は28日(土低学年中学年の範囲の講座を開催する予定です。

詳しくはお問合せ下さい。( sansu.sugaku@gmail.com )

*@半角に替えてお送りください

 

今週の教室では様々な学年で何度も出てくる「計算の工夫」の単元を、

工作と合わせて楽しく学んでもらいました。

こちらで準備したのは12mm、8mm、6mmの3種類の大きさの

チェコビーズです。

チェコビーズは美しいのに割と安く手に入るため教材として使うのに

助かります。

< 3種類の大きさのチェコビーズ >
_008s

_007s

 

この3種類のビーズを使って、合計が170mmになるように考えて

もらいます。

そしてこれがお母さんたちへのクリスマスプレゼントになります。

普段は

「計算なんてめんどくさい~い」

と言っている子どもたちも、お母さんへのプレゼントとなると真剣

そのもの!

3年生の生徒は、空いたところに筆算をたくさん書いて考えて

くれました。

< 計算するための表 >
_004s

 

「あれ~あと6mmたりな~い!」

「12mmのは使わないで作ろっと!」

など色んな声が聞こえていましたが、なんとか数も決まり、配置も

決まり、いよいよゴム製のテグスに通していきます。

 

< テグスに通します >

_001_7s

 

そして、テキストでの勉強の合間を縫って3週間がかりで作った

ブレスレットも今週ようやくできあがりました~

 

< できあがり!>

_000_12s

_001s

 

_002s

 

仕上げでは私がもう一本テグスを通して強度を増しておきました。

こっそりと家に持ち帰った子どもたちですが、いつ渡すのかな~

私もとても楽しみです。

 

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『低学年算数 10のまとまりと補数の美しい教材』

美しい光と共に「あわせて10」の感覚を磨きます

2016年11月17日(木)

おかげさまで「算数・数学塾」は、現在満席となりました。

http://sansusugaku.wixsite.com/home/about

4月には低学年の募集を行う予定ですのでよろしくお願いします。

 

さて、大人向けの算数指導者養成講座も12月開催の運びとなりました。

将来算数教室を開校したい方、お子さんやお孫さんに教えたい方、

学童保育の支援員さん、学習サポーターの方など、多くの方に関心を

持って頂いております。

 

ところで、低学年の算数は、簡単そうに見えて実は本質的な問いに

向き合わなくてはならない、奥が深いものです。

算数の世界の奥深さや、算数と自然がつながった時の驚きを、お子さんや

算数教育の関心がある方々と共有できればと思っています。

例えば「数」にしても、「ものの個数を表す」「順番を表す」「連続量の大きさを

表す」・・・と6種類もあるのです。

「数とは何か」なんてなかなか考えないかもしれませんが、教える側が

様々な背景を知っていれば、教科書から始まったとしても、その先に

果てしなく広がる算数の世界を子どもたちに見せてあげられますよね。

 

10のまとまりも大切な概念です。

でもなぜ10だったのか、10よりも本当は12のほうが良かったと思うの

ですが、ヒトの指が10本だったからでしょうね。

そんな話もできたら楽しいですよね。

10のまとまりは十進数を基に体系化されている算数の世界では

とても重要です。

論理的に、視覚的に、体験的に、色んな形で感じてほしいものです。

そんな願いを込めて、視覚的に10のまとまりを感じられる教材

作りました。

かずを左右に書き込むと完成です。

シュタイナー教育で使うローズウインドウで作りましたが、窓辺に

飾ると柔らかな光が通り抜けてきてとてもきれいなのですよ~

 

<10のまとまりを感じられるローズウインドウ>

10s

 

1002s

 

 

それではまた!

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『小学生算数 比を使ってプラバン工作をしよう!』

比を使って大きさは自由自在のプラバン工作!

2016年2月22日(月)

私の算数教室では、算数の概念教育と計算トレーニングの二本立て

のカリキュラムになっています。

現在、4月からの再開を目指して準備中です。(引越しのため1年お休み

していました)

 

さて、前の記事では「タイルアートを作りながら百分率を学ぼう!」

ということで、苦手なお子さんの多い「百分率」を楽しく学ぶ方法を

ご紹介しました。(実際に教室でもやっています)

今回は、PTA向けの家庭教育学級でも講座をしてきたばかりの

「比を使ってプラバン工作をしよう!」という、これまた苦手なお子さんの

多い「比」の学び方をご紹介します。

このコンテンツは、認知心理学の考え方を基に、算数子どもたちの経験

算数以外の知識を結びつけるカリキュラムとして開発したものの一つです。

一度は遊んだことがある人も多いプラバン工作だと思いますが、この

プラバンの材料のポリスチレンは、熱を加えると軟化して加工しやすく

なります(熱可塑性)。

この性質を利用して薄く伸ばして冷やしたものがプラバンです。

ですから、本当は焼いた時には縮まっているのではなく、引き伸ばされた

ものが元の形に戻っているのですね。

そしてこの縮む比率はほぼ一定なのです。(縦横では比率が違います)

この性質を利用すれば、できあがりの大きさから逆算して、必要な

大きさがわかるというわけです。

それではさっそくプラバンを使った算数講座とまいりましょう!

 

○まずは下準備 *お子さんと一緒でも保護者の方だけでもよいです

プラバンの縮む比率を調べます

プラバンを1辺が8センチメートルの正方形に切ります。(8センチに

するのは、後で比を簡単にするときに公約数が多いようにするためです)

縦と横では縮む比率が違うので、縦と横が分かるように印をつけて

おきます。

例えば、私が使ったダイソーの0.3mmのプラバンでは、以下のような

結果になりました~

      元の長さ     焼いた後の長さ

横    8cm        3.2cm

縦    8cm        3.0cm

ということから、縮んだ比と比の値は

横 元の長さ : 焼いた後の長さ = 8 : 3.2 = 5 : 2

  比の値 = 5÷2 = 5/2

縦 元の長さ : 焼いた後の長さ = 8 : 3.0 = 8 : 3

  比の値 = 8÷3 = 8/3

 

○子どもたちに課題を出します

さて、今回子どもたちに出す課題は、

「調べた比を基に、横4センチメートル、縦1.2センチメートルのプレートを

作ってみましょう」というものです。

 

できあがりはこんな感じです!

Img_1849s

 

○プラバンの作成の手順

1.縮む比率から、比の値を使って、焼く前の長さを計算します

2.プラバンを準備します

  計算どおりにプラバンを切ります。

  油性マジックなどで彩色することができますが、やすりで表面を

  削ると色鉛筆などでも彩色することができてきれいです!

3.プラバンを焼きます

  オーブントースターの600~800ワットが良いですが、それ以上

  でも時間を調整すれば可能です。

4.できあがりを測ります

  予想通りの大きさになりましたか?

 

縮む比から計算して、自由自在の大きさのものを作って下さいね!

 

このように、比を使うことで変化を予測することもできます。

親子でプラバンを焼きながら学んだ比はきっと忘れないと

思います。

先日のPTA講座では以下のような保護者向けの指導手順書を配布させて

頂きました。(ここでは一部だけ紹介させて頂きます)

 

< 比とプラバン工作指導手順書見本 >

_web

 

(サンプルのダウンロードはこちら→「tutorial_ratio_and_prastic_board_intro.pdf」をダウンロード   )

 

算数、楽しんでくださいね~

 
 
 
 
 

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『小学生算数 タイルアートを作りながら百分率を学ぼう!』

百分率は芸術のセンスだって伝えちゃう!

2016年2月19日(金)

お引越しのため、算数教室は4月からの再開を目指して準備中です。

さて、最近では「家庭で伸ばす子どもの算数のセンス」ということで、

小学校のPTA向けの家庭教育学級などの講師としてお招きいただい

たりもします。

つい先日も、さいたま市の浦和にある小学校にお招き頂き、

「比や割合を計算してつながる算数とアート」という講座をしてきました。

これは10年にもなる算数教室運営の中で、認知心理学の考え方を基に

算数と子どもたちの経験や算数以外の知識を結びつけるカリキュラム

として開発したものの一つです。

教科書の算数の中でも、特に割合の仲間(倍、比、百分率)は直接ものの

数を表しているわけではないため、抽象的でわかりにくいようです。

現実の世界でどのように使うのかイメージしづらいため、算数を嫌いになって

いく原因にもなっています。(これらをだいたい5年生から学ぶことになります)

「だったら、キッチンや、工作や、美しいものと結びつけてしまえ!」という

思いから練り上げたカリキュラムの一つが「百分率とタイルアート」です。

 

<小学校で配布していただいた講座のチラシ>

Flyer_20160210

(ファイルのダウンロードはこちら→「flyer_20160210.jpg」 )

 

当日はインフルエンザが流行っていたにも関わらず、定員以上の

ご参加を頂きました。

講座の流れは次のような感じです。

 

・学びの目標(認知心理学的視点から)

つながりあう知識とは

知識がつながる体験(家庭でできる算数とアートを実際に体験)

・家庭でできること、家庭だからできること

・知識がつながる手助けをするコツ

 

前半は認知心理学的な視点から「学ぶ」ということの定義

共通の認識としてそろえさせて頂きました。

といっても難しい話ではありません。

箇条書きの暗記の知識が実際の場面で応用できないことは

(しかもすぐに忘れるし!)私たち大人も身を持って体験して

いますよね!

使える知識とは、認知心理学の研究結果によると、重要な概念を核にして

自分の体験とも結びついた体系だった知識です。

簡単にいうなら、新しく出てきたキーワードがこれまでの体験や重要な

公式などとさまざまな線で結びついている感じですね。

 

さて、いよいよ保護者の皆様にも算数とアートが結びつく体験を

して頂きます。

今回はルノワールの配色(色とその面積比)が分かる本を参考に

50マスを折り紙タイルで敷き詰めるタイルアートを作成してもらいました。

配色については「配色バイブル」が廃版のため「基本は簡単配色のルール」

をお勧めします↓

基本はかんたん配色のルール―好かれる配色は9つのルールでつくられる (デザインビギナーシリーズ)

台紙は工作用紙を利用します。

これは実際に私の算数教室でもやっているものです。

 

< ルノワールの配色見本例 >

2s

「濃い青を18%、濃い水色を18%、薄い水色を18%、濃いオレンジを46%

にするとルノワール風のタイルアートができるので、50個のマスを敷き詰め

ましょう!」というのが子どもたち(今回は大人ですが)に出す課題になります。

 

○タイルアート作成の手順

1.百分率を割合(小数)に直して計算に使う準備をする

2.実際に何枚必要かを計算する

3.計算した枚数だけそれぞれの色を使って50個のマスを敷き詰める

 

さて、保護者のみなさんはどのようなタイルアートを完成させたのでしょうか?

こんな感じになりましたよ↓

配置は違っても、どれもおなじようなテイストになっていますよね。

 

< 完成したタイルアート >

Img_1858s

 

このように、百分率(割合)を使うことで芸術的な性質も伝えることが

できるのです。

もちろん、味などの性質も伝えることができます。

このような体験をすると、「百分率なんて計算が面倒だしつまらない!」

と思っていたお子さんも、きっと楽しいと思ってくれるはずです。

参加した保護者の方へのアンケートでは「私自身が始めて算数を楽しいと

 

思いました!」というような感想もあり、やった甲斐があったな~と嬉しく

なりました。

 

< 保護者の方の様子 >

Img_1853s

Img_1855s

 

講座では以下のような保護者向けの指導手順書を配布させて

頂きました。(ここでは一部だけ紹介させて頂きます)

 

< 百分率とタイルアートの指導手順書見本 >

_web_2

(サンプルのダウンロードはこちら→「tutorial_percentage_and_tile_art_intro.pdf」 )

 

実はこの講座では、もう一つ「比とプラバン工作」というのも体験して

もらったのですが、それはまた別の機会に紹介させて頂きます。

 

長くなってしまいましたが、なんとなく私の教室の特徴も分かってもらえた

かなと思います。

近い将来、教室を開講したい方への講座も開催したいと考えています。

どのような方たちとの出会いがあるのか、とてもわくわくしています。

 

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『保育園か幼稚園か ~息子たちが高校生と中学生になった今~』

子どもたちが高校生と中学生になって言えること

2014年10月22日(水)

共働きのご家庭や、これから共働きの可能性があるご家庭にとって

お子さんを保育園に預けるのか幼稚園に預けるのかはとても

悩ましい問題のようです。

それは、時間や費用のことだけでなく、預けている時間の内容や

その後の子どもたちの成長への影響が気になるからではないで

しょうか。

時間費用面でのメリットデメリットはたくさんの方が記事を書かれて

いるので、私は、高校生と中学生になった息子たちやその周囲の

ことに思いを巡らせて、主に保育園について書いてみたいと思います。

結論から言うと、高2と中3の息子たちとその周囲のお友だちを見ていて、

「保育園だから良い悪い、幼稚園だから良い悪い」とは言えない、と

いうことです。

結局は親の考え方家庭の文化が子どもの成長には大きく影響

すると、息子たちが成長した今は確信しています。

記事の内容は私が経験したことに基づいている個人的な感想や

意見ですので、選択の際の一つの参考になればと思います。

 

まず我が家はというと、こうき(長男 現在高2)が年長の年に

主人の転勤で福岡から首都圏へ引っ越してきました。

女性の生き方としても紆余曲折あったわけですが、5年の子育て

専念期間を経て福岡でも息子たちを保育園に預けて社会復帰し、

転勤についてきてもやはり保育園に預けてセカンドキャリアを

準備する道を選んだ我が家の今を紹介しつつ保育園の話をして

みます。

 

○保育園といっても様々

福岡にいる時に、2歳と4歳の息子たちを保育園に預けて社会

復帰をすることを決意しました。

出産前まではシステムエンジニアとしてバリバリと働いていたことと

5年の専業主婦をやってみて「やっぱり自分の力を(大したもので

なくても)社会に還元したい」と強く思ったからでした。

保育園選びで驚いたのは、私立では様々な教育方針の保育園が

あることでした。

福岡はとても教育熱心な都市で、私立の保育園が多く、保育園といえども

モンテッソーリ教育、シュタイナー教育、お勉強がっちりの保育園まで、

さまざまな特色を打ち出した保育園があります。

我が家はモンテッソーリ教育の保育園に入園し、長男は柄にもなく?

その園の制服だった紺のベレー帽に白シャツ、グレンチェックの半ズボン、

紺のランドセルといったかなりきっちりした格好で通園していました。

これだけでも保育園のイメージとはかなり違うのではないでしょうか?

モンテッソーリ教育は方針がしっかりしていますので、先生方の教え方が

一貫していることは子どもにとっても理解が容易で良いことでした。

子どもたちはしっかりと先生の話を聞くことができ、しかも自由な発想を

広げられる保育を受けることができました。

近所には幼稚園もありましたが「保育園の方が教育方針がしっかりして

いるかも?」と思う一面もあるほどでしたよ。

 

○首都圏の公立保育園

首都圏と書きましたが、我が家のご近所の公立保育園限定の

お話です。

首都圏では待機児童が多く、しっかり共働きでなくては預けることが

できません。

我が家は転勤についてきて、運よく近所の公立保育園に入れることが

できました。

福岡は私立の保育園でしたので、園舎にはステンドグラスが飾られて

いたり、園庭も著名な造園家が設計していたりでとても見栄えがする

ものだったのですが、公立の保育園はかなり古くて、しかも見栄えは

気にはしていませんよね。

ですが、園児に対する保育士さんの数が多くて目が届いていると

感じられたことはとても安心できました。

季節に合わせて、よもぎを摘みに行っての団子づくり、落ち葉拾いの

落ち葉を使った絵の制作、サツマイモを掘りに行ってからのスイート

ポテトづくり、などなど親だけではなかなか子どもにさせるのが大変な

ことも体験させて頂きました。

保育園のお母さんたちは、フルタイム勤務がほとんどですので、

ある意味しっかりと仕事を持った社会人のお母さんたちとのお付き

合いでした。

忙しい中にもお互いを尊重する風潮があり、面倒な噂話などにも

巻き込まれることもなく楽しく過ごすことができました。

今でも付き合いのあるお母さんたちもいます。

 

○小学校入学後の生活態度など

保育園の同級生には小学校受験をして私立に通うお子さんも

いらっしゃいました。

我が家は近くの公立小学校へ入学しましたが、同級生を見ていても

良く言われる「保育園だからお行儀が悪い」というようなことは

ありませんでした。

子どもに差が出ていると感じたのは、保育園卒、幼稚園卒に関係

なく、子どもに関心が薄く放っておいているご家庭のお子さんは

急に奇声をあげたり、授業中にも椅子に座っていられなかったり

ということでした。

また、小学校高学年になると働きに出られるお母さんも増える

ように感じますが、学童保育に預けずに自由にさせていたご家庭

結果的には子どもだけが夕方まで行き場を失ってうろうろしている

ということも起こっていました。

私としては「学童保育ももう少し教育面を充実させてくれたらなぁ」とは

思いますが・・・

 

○小学校入学後の学習面とその後

これもまた家庭次第だととしみじみ実感しています。

我が家は共働きですが、時間を見つけては様々な体験をさせようと

心掛けていました。

親側に時間がないことがは十分分かっているので、週末の時間を

大切にして、筑波宇宙センターの公開日に行ったり、東大の夏休み

航空宇宙工学教室に行ったり、キャンプに出かけたり、アメリカ人高校生の

ホームステイ短期受け入れをしてみたり、思いつく限りの体験をさせ

ました。

週末の時間を大切にするのは、私の周りの保育園のお母さんたちは

同じだったようです。

例えば次男はお友だちとこんな実験をしたりしていました↓ 

<紙コップタワーの丈夫さ比べ>

11082450s

 

そして今、息子二人は高校2年生と中学3年生ですが、今なお

好奇心を失わず、勉強が嫌いではないようです。

こうきは文武両道の進学校で大学の理系学部を目指しつつ、中学から

続けてきたバスケットボールも頑張っています。

あきらは高校受験に苦戦していますが、集中力と勉強しようとする

気持ちはなかなかすごいものがあり、あとは結果につなげるだけ

です。(え~っと、兄とは違って苦戦中ですが・・・)

実は、保育園時代のお友だちも、高確率でなかなかの進学校へ

行っているのです。

 

ここまで書いてみて、少なくとも「特に保育園だから悪いということは

ない」というのはお伝えできたのではないかと思います。

ですが、この選択で大切なもう一つは親の(お母さんの)生き方なのでは

ないかなと思っています。

私自身、保育園に預けてセカンドキャリアの準備ができたことは

とても良かったと思っています。

現在は東大工学部で大学生に科学の授業のデザインの仕方を

指導しつつ、週に1日だけ開講する自宅の数学教室も8年目となります。

毎日小学生新聞で算数記事の連載をさせて頂いたり、来月からは

別の媒体でも教育の記事を連載をさせて頂くことになりました。

さらに、次男の受験が終わったら仕事をしながら認知心理学の

研究ができたらと、歳も体力も顧みず!?夢は大きく持っています。

それも、保育園に安心して子どもを預けられ、息子たちもすくすくと

育ってくれたおかげです。

世の中の親御さん(お母さん)たちがどういう選択をするにしても、一度の人生です

から悔いがないように進んでほしいと願います。

 

次回は、9月に大学生と行ってきたカリフォルニア大学バークレー校

スタンフォード大学の様子や留学の話などをご紹介できればと思って

います!

これもまた、セカンドキャリアを準備できたからこそ実現した出張

でしたが、それ以上に小学生のお子さんたちに海外の大学を見せて

あげてほしいとも思っています。

 

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『小学生算数 算数と理科とキッチンをつないで密度を学ぶ 』

算数と身の周りをつなぐコツ
 

2014年3月28日(金) 

3月23日(祝)に、連載している毎日小学生新聞の編集ささんから声を

かけて頂き、毎日ホール(東京都千代田区)で『親子で発見!

きらきら算数』のワークショップを開催しました~

親子25組、約50名の定員は満席となりました。

 

< ワークショップの様子 >

2014032303s

2014032301s

 

連載は今月で終了となり、ちょっとさびしいですが、夏休みも

また毎日ホールでワークショップを開催する予定です。

 

今回のワークショップは親子で参加して頂き、「学ぶってどういう
 
こと?」
「算数と周りをつなぐ方法は?」
ということを体験して

もらうということを目標としました。

まさにこのブログそのままで、しかも内容も過去に教室で

行ったものをアレンジしたものでしたよ。

 

前半は、「学ぶってどういうこと?」について学習科学の理論

をベースに体験してもらいました。

ちゃんと知識がつながりあっていたら(体系化されていたら)

少し難しい課題だって解けてしまうよね、というのを実験を

通して体験してもらいます。(内容はいつかみなさまとお会いした時の

お楽しみに!)

 

後半は、小学校高学年算数の「単位当たりの量」につながる「密度」

について実際に調べて実験して、ちょっとばかり驚いてもらうという内容に

しました。

使ったのは、キッチンにはたいていありそうなオリーブオイル、水、
 
ケーキシロップ
です。

オリーブオイル80ml、水100ml、ケーキシロップ40mlの

重さを電子ばかりで量り、子どもたちは密度を計算します。

そうそう、密度の計算は「重さ÷体積」ですよね。

ミリリットル(ml)でわるとなぜ密度が出るのかというのはイメージが

つかみにくいようなので、実際に1辺が1cmの立方体を工作用紙

で作って、当日は子どもたちに見てもらいました。
 
「この1個分の重さを調べたいから、このサイコロ?の数でわる
 
んですよ!」

と言うと、納得した顔の子どもたち。

小学3年生の参加者もいたため

「小数のわり算はまだ習ってませーん!」

の声のもと、お手伝いしてくれた大学関係のみなさんと計算の方法を

説明しながら密度を計算することになりました。

3年生の子どもたちにとっては「学んだことを即使う!」という

状況になりましたが、なんだか楽しそうでもありました。

 

さて、密度が出そろいました。

計算結果を基に、この三つを混ぜたらどうなるかを予想して

ワークシートに描いてもらいます。

何でも予想しておくことは大切ですよね。

 

さあ、実験だ~!

オリーブオイルをそ~っと入れ、次にケーキシロップを

入れます。

どうなるか予想できますか?

密度の大きいケーキシロップはオリーブオイルを押しのけて

自分の居場所にどかりと居座ります(なんか悪い奴みたい!?)

 

< オリーブオイルにケーキシロップを入れたところ >

2014032305s

 

まあ、ここまでは想像通りです。

次に水を入れます。

子どもたちの計算のよると、水の密度はオリーブオイルとケーキ

シロップの間なのですが、一体どうなるのか???

 

< 次に水を入れると・・・ >

2014032306s

 

水は、やはり計算通りに、油を押しのけて沈み、ケーキシロップの

上にのっかりました!

水がまるでオリーブオイルを持ち上げているような、とても面白い

現象がみられます。

これには子どもたちだけでなく、参加した保護者の皆様からも歓声が

上がっていました。

計算の結果が目に見えるのは楽しいですよね。

この実験は私のとてもお気に入りの実験です。(算数教室ですけど)

 

そして、最後に小さく切ったプロセスチーズを入れてもらうことに

しました。

このチーズの密度は、水とケーキシロップの間です。

しかも初めての個体!!

どんなことになるのか、みんなそ~っとチーズを入れてみます。

 

< チーズもちゃんと居場所を見つけたようです >

2014032302s

  

これも計算結果通りに、ケーキシロップの上にちょこんとのっかり

ました。

このように、算数とキッチン、理科とはつなげてみせることが

できます。

学習科学の理論では、つながった知識(体系化された知識)は応用
 
しやすくなる
という実験結果がありまして、専門家(エキスパート)と

いわれる人たちの頭の中も、このようにつながりあっている

という結果もあります。

では家で算数と周りをつなげて見せるにはどうしたらいいのか?

コツとしては「はかる」ということを考えると割と簡単に見つけられます。

私の教室でも過去に色んなものをはかってきました。

面積を測るなら、工作用紙を使って1辺が1cmの正方形がいくつ

入るのかを数えてみると実感がありますよね。

工作用紙は色々と使えます。

また、教室では「比」などの「割合」を学ぶのに、インスタントの
 
スープ
スポーツドリンク濃さを調べたりもしました。

「はかる」というのはそのまま理科にもつながりますので、夏休みの
 
自由研究
にもいいのです。

 

これまで色々とやってみた結果、算数と周りをつなぐには「はかる
 
こと」
「計算用紙を利用する」ことがとても役に立ちました。

是非ご家庭で試してみて下さいね!

 
 

ワークショップは、準備からお手伝いしてくれた大学のみなさま、

お休みの日にも関わらず出勤して手伝って下さった毎日新聞社の

みなさま、そして参加して下さったみなさまのお陰で楽しく終えることが

できました。

ありがとうございました。



 

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『小学生算数 おかげさまで毎日小学生新聞で連載開始です』

『親子で発見! きらきら算数』連載スタートしました
 

2013年4月29日(月)

『子供と学ぶ家庭教育のススメ』がきっかけで、この春から

毎日小学生新聞(日刊タブロイド版)で毎週水曜日に算数の

記事を連載させて頂くことになりました。(すでに連載中!)

 

< 毎週水曜日掲載です 紙面はこんな感じ↓ >

424

 

内容は、こちらのブログにも書いてきた、「身近な算数」、「算数と

周りの現象のつながり」、「親子で楽しむ算数」などをキーワードに

まとめていく予定です。

うちの息子たち、教室に通ってくれている子どもたちと一緒に

楽しんできた算数の美しさや驚きを伝えられたらな~と思って

います。

イラストは大学で一緒の研究室だった、えびさん、こと荒木絵美
 
さん
が担当してくれています。

以前、科学技術振興機構のお仕事でも私の記事にイラストを

描いてくれたのですが、かわいくて、温かくて、でも科学や数学の

本質も表現してくれるすごい人です。

彼女は、イラストも描けちゃうけど数学も得意だし、写真に洋裁に

ガーデニング、ピアノと本当に多彩な人!

えびさんの書いている「ツマリョコブログ」
 http://blog.livedoor.jp/ebi_tsumaryoko/
 *レトロで超かわいい子供服のお店もやってますよ!

 

長男が家庭教育10年となる節目のこの時に、このようなお仕事を

頂けたことにとても感謝しています。

新聞を通して、またこのブログを通して、親子で、算数に科学に

工作に・・・いろんなことを楽しむお手伝いができたらと思います。

楽しい、もっと知りたい、と思うことこそ、学びの最大のエネルギー

ですもんね!

 

*毎日小学生新聞 
 http://mainichi.jp/feature/maisho/index.html

 タブロイド版平日8ページ。金曜日は小学生の進路を考える

 ページが加わって12ページ、土曜日は「15歳のニュース」が

 加わって12ページ、日曜日は低学年向け「こどもしんぶん」が

 加わって12ページです。毎朝届いて、1か月たったの1,430円

 (税込み)です。(毎日小学生新聞webサイトより)

 
 

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『家庭教育10年目 浦和高校に合格しました』

本日入学式でした 

 

2013年4月8日(月)

今日は埼玉県立浦和高等学校の入学式でした。

のびのび家庭教育10年目の長男は、第一志望だった

埼玉県立浦和高等学校に合格し、本日入学式でした。

「世界のどこかを支える人になって下さい」という校長先生の

言葉を胸に、これから厳しくも楽しい3年間が待っています。

 

これまで「体系だった知識を構築させること」を意識して、一見遠回りに

見えるのんびり家庭教育を実践してきました。

科学館に出かけたり、世界各国のボートゲームを楽しんでみたり、

キッチンで実験、折り紙で多面体工作、ホームステイ、すべてが

時間をかけてゆっくりと子どもたちの力になってきていると感じて

います。

 

長男が最後の半年を除いては塾にも通わず、部活に学校行事に

全力投球で歩んできた道筋と、家庭学習のポイントを記事にまとめて

いきたいと思っています。

少しお待ちくださいね。

 

新しいことが始まる春。

皆さんにとって、素晴らしい春になりますように。

 
 

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『小学生算数 苦手な子が多い「速度」を楽しく学ぶ』

キリンロボットの速さは?

 

2012年12月22日(土)

小学校6年生のクラスでは「速度」の復習をしました。

小学生にとっては、学校で習う算数と実生活がなかなか

つながらない様子です。

それならば、実際に「速度」を計算することのメリットを感じてもらおうと

キリン型のロボット(メカ・キリン TAMIYA)を使って、速度を

調べてみることにしました。

*メカ・キリン http://www.tamiya.com/japan/products/71105giraffe/index.htm

このキリン型のロボットは、12月26日開催のサイエンスカフェで使うもの

なのですが、先にちょっと使ってしまいました、ごめんなさい m(__)m

『ジュニアサイエンスカフェ 地球の重力と大気から脱出しよう 

 -宇宙開発体験-』 のご案内はこちら↓ 

http://sense-of-wonder-2008.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/9-1405.html
 

さて、まずはテーブルの上の一定の距離をキリンに歩かせてみて、

どのくらいの時間がかかるか計ります。

テーブルの縦の長さは約70センチメートルでした。

スタートラインをマスキングテープで作り、いざ発進!

ゆっくりとキリンが歩いていきます。

これには6年生の女の子たちも大喜び。

キリンは70センチメートルの距離を21秒で歩くことができました。

さて、ここで一緒に考えてみましょう。

70センチメートルの距離を21秒で進んだキリンの速さ

どのように表せばいいでしょう?

学校で学ぶ「速度」「距離÷時間」ですが、速さの表し方は

それだけなのでしょうか?

6年生の二人は「距離÷時間」を計算して、秒速約3.3センチ

メートルと計算してくれました。

大正解!

でも、速さの表し方については、例えば「1センチメートルを何秒で進むか」

と考えてもいいわけです。

このキリンは1センチメートルを0.3秒で歩くとも言えます。

算数・数学でいう「速度」は「距離÷時間」ですが、頭を柔らかくして

いろんな表し方があることも頭の片隅に残しておきたいところです。

 

ここで次の問題です。

「このキリンが1メートル歩くのには何秒かかるでしょう?」

 

まずは

「1メートルって何センチだったっけ?」

を思い出すところから始まりました。

1メートル(100センチ)を歩くのだから「距離÷速度」となり

「100÷3.3=約30.3」と考えてくれました。

また1センチメートルを0.3秒で歩くという考え方なら、100センチメートル

進むために必要な時間は「0.3×100=30」とも計算できます。

ということは、キリンは約30秒で1メートルを歩くことになります。

ではここで、答えがあっているかどうかキリンを歩かせてみましょう!

 

< 1メートルを進むキリン >

12121201_3

 

 

のんびりと四足歩行するキリンとストップウォッチを、子どもたちも

わくわくしながら眺めています。

結果は・・・

「うわぁ30秒だ~!」

と子どもたちから歓声があがりました。

 

今回のように、「距離」「時間」のデータから「速度」を計算しておくことで、

ほかの「距離」や「時間」になった時にもキリンの動きを予測することが

できます。

また「速度」にかぎらず、「単位あたりの量(例えば密度など)」を

計算しておけば、これからおこることが予測できるのです。

その予測を式で表せばそれは「比例」です。

予測データをつなげてグラフにしていけば「比例のグラフ」

できあがります。

「速度」、「単位あたりの量」、「比例」とつながっていくのです。

 

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