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『小学生算数 算数と理科とキッチンをつないで密度を学ぶ 』

算数と身の周りをつなぐコツ
 

2014年3月28日(金) 

3月23日(祝)に、連載している毎日小学生新聞の編集ささんから声を

かけて頂き、毎日ホール(東京都千代田区)で『親子で発見!

きらきら算数』のワークショップを開催しました~

親子25組、約50名の定員は満席となりました。

 

< ワークショップの様子 >

2014032303s

2014032301s

 

連載は今月で終了となり、ちょっとさびしいですが、夏休みも

また毎日ホールでワークショップを開催する予定です。

 

今回のワークショップは親子で参加して頂き、「学ぶってどういう
 
こと?」
「算数と周りをつなぐ方法は?」
ということを体験して

もらうということを目標としました。

まさにこのブログそのままで、しかも内容も過去に教室で

行ったものをアレンジしたものでしたよ。

 

前半は、「学ぶってどういうこと?」について学習科学の理論

をベースに体験してもらいました。

ちゃんと知識がつながりあっていたら(体系化されていたら)

少し難しい課題だって解けてしまうよね、というのを実験を

通して体験してもらいます。(内容はいつかみなさまとお会いした時の

お楽しみに!)

 

後半は、小学校高学年算数の「単位当たりの量」につながる「密度」

について実際に調べて実験して、ちょっとばかり驚いてもらうという内容に

しました。

使ったのは、キッチンにはたいていありそうなオリーブオイル、水、
 
ケーキシロップ
です。

オリーブオイル80ml、水100ml、ケーキシロップ40mlの

重さを電子ばかりで量り、子どもたちは密度を計算します。

そうそう、密度の計算は「重さ÷体積」ですよね。

ミリリットル(ml)でわるとなぜ密度が出るのかというのはイメージが

つかみにくいようなので、実際に1辺が1cmの立方体を工作用紙

で作って、当日は子どもたちに見てもらいました。
 
「この1個分の重さを調べたいから、このサイコロ?の数でわる
 
んですよ!」

と言うと、納得した顔の子どもたち。

小学3年生の参加者もいたため

「小数のわり算はまだ習ってませーん!」

の声のもと、お手伝いしてくれた大学関係のみなさんと計算の方法を

説明しながら密度を計算することになりました。

3年生の子どもたちにとっては「学んだことを即使う!」という

状況になりましたが、なんだか楽しそうでもありました。

 

さて、密度が出そろいました。

計算結果を基に、この三つを混ぜたらどうなるかを予想して

ワークシートに描いてもらいます。

何でも予想しておくことは大切ですよね。

 

さあ、実験だ~!

オリーブオイルをそ~っと入れ、次にケーキシロップを

入れます。

どうなるか予想できますか?

密度の大きいケーキシロップはオリーブオイルを押しのけて

自分の居場所にどかりと居座ります(なんか悪い奴みたい!?)

 

< オリーブオイルにケーキシロップを入れたところ >

2014032305s

 

まあ、ここまでは想像通りです。

次に水を入れます。

子どもたちの計算のよると、水の密度はオリーブオイルとケーキ

シロップの間なのですが、一体どうなるのか???

 

< 次に水を入れると・・・ >

2014032306s

 

水は、やはり計算通りに、油を押しのけて沈み、ケーキシロップの

上にのっかりました!

水がまるでオリーブオイルを持ち上げているような、とても面白い

現象がみられます。

これには子どもたちだけでなく、参加した保護者の皆様からも歓声が

上がっていました。

計算の結果が目に見えるのは楽しいですよね。

この実験は私のとてもお気に入りの実験です。(算数教室ですけど)

 

そして、最後に小さく切ったプロセスチーズを入れてもらうことに

しました。

このチーズの密度は、水とケーキシロップの間です。

しかも初めての個体!!

どんなことになるのか、みんなそ~っとチーズを入れてみます。

 

< チーズもちゃんと居場所を見つけたようです >

2014032302s

  

これも計算結果通りに、ケーキシロップの上にちょこんとのっかり

ました。

このように、算数とキッチン、理科とはつなげてみせることが

できます。

学習科学の理論では、つながった知識(体系化された知識)は応用
 
しやすくなる
という実験結果がありまして、専門家(エキスパート)と

いわれる人たちの頭の中も、このようにつながりあっている

という結果もあります。

では家で算数と周りをつなげて見せるにはどうしたらいいのか?

コツとしては「はかる」ということを考えると割と簡単に見つけられます。

私の教室でも過去に色んなものをはかってきました。

面積を測るなら、工作用紙を使って1辺が1cmの正方形がいくつ

入るのかを数えてみると実感がありますよね。

工作用紙は色々と使えます。

また、教室では「比」などの「割合」を学ぶのに、インスタントの
 
スープ
スポーツドリンク濃さを調べたりもしました。

「はかる」というのはそのまま理科にもつながりますので、夏休みの
 
自由研究
にもいいのです。

 

これまで色々とやってみた結果、算数と周りをつなぐには「はかる
 
こと」
「計算用紙を利用する」ことがとても役に立ちました。

是非ご家庭で試してみて下さいね!

 
 

ワークショップは、準備からお手伝いしてくれた大学のみなさま、

お休みの日にも関わらず出勤して手伝って下さった毎日新聞社の

みなさま、そして参加して下さったみなさまのお陰で楽しく終えることが

できました。

ありがとうございました。



 

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