« 2011年9月 | トップページ | 2011年11月 »

『小学生算数 世界旅行計画を立てながら速度を学ぶ』

『Google Earth』を使って速度を学ぼう!

 

2011年10月24日(月)

私の教室では、先々週は6年生は「速度」について学びました。

先週の火曜日は、まとめとして「知識を使ってみる」ことを体験して

もらいました。

 

テーマは『世界旅行計画』でした。

ワークシートを作成して子どもたちに渡し、計算式などを書き込めるように

しました。

表紙には、子どもたちが行き先を選びやすいように世界各国の有名な

街の写真をたくさん載せました。

個々の写真は他のサイトからお借りしたため小さいサイズで紹介させて

頂きます。

 

< 『世界旅行計画』ワークシート表紙 >

11101850_5 

 

1.まず、子どもたちは地球儀この表紙を見ながら、自分が行きたい

  場所を決めます。

2.次に、地球儀を使って日本(例えば成田)から行き先までの直線距離

  ひもや糸などを使って測ります。

  お子さんと1対1でされる場合は『Google Earth』を使って距離を計る

  ことができます(教室は子どもが複数人のためPCを占有させられませんでした)

3.ワークシートに長さを記入します。

  地球儀の縮尺を考えて、実際の距離に換算します。

4.「ジェット機で出かけるとしたら」という想定で、ジェット機の時速を

  800キロメートルとして、かかる時間を計算します。

 

時間があれば、さらに「72時間以内でいくつか国をめぐる計画」とか

「10時間以上飛んだら最低8時間は休憩時間を入れる」など、

色んな条件を足していくとさらにリアルになりますよね。

 

今回の授業では、ワークシートの表紙に子どもたちがとても興味を

持ってくれて

「イースター島に行きたい!」

とか

「モンサンミッシェル観に行く!」

とか、表紙ですでに盛り上がっていましたよ。

 

行ってみたい場所を3つまであげて飛行時間を計算した後は

『Google Earth』で、それぞれが飛行時間を計算した場所を上空から眺めて

みました。

ポリネシアのフランス領「ボラボラ島」なんて、本当に美しくて、みんなで

思わずため息!

しかも上空から見ると、火山からできた島であることが一目瞭然なんです。

地球のダイナミックな芸術作品を目撃した算数の授業となりました。

 

< 『Google Earth』を見ながらの授業 >

11101850_7

 

今回のように、知識を実際の場面で使うこと(活用すること)を、認知心理学

では転移(transfer)というのですが、知識を身に付けた後、転移まで体験

することは学習において大きな効果があるという研究結果があるようです。

 

授業が終わって、子どもたちも私も

「ボラボラ島行ってみたいねぇ・・・」

とうっとりしていました。

こちらのブログは小学館の子育て情報サイト

ウェブeduでご紹介頂いております。

 

 

 

  

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『夏休みの自由研究と夏休みの課題の絵 ガイドした結果は』

中学生になっても親は離れないでガイド役!

 

2011年10月12日(水)

涼しい日が増えて、すっかり秋ですよね。

我が家の夏休み終盤は、息子たち(こうき 中2、あきら 小6)の宿題に

追われて大変なことになりました。

 

中学2年生のこうきは、小学生の時に、中学受験かそれとも近くの

公立中学か散々検討した結果、公立中学校を選択しました。

その経緯についてはブログの記事としてまとめています。

 

公立中学校は、予想通りに色んな考えの親と子どもたちがいて、それが

大変なこともあるし、とても勉強になることもあります。

どんなコースを歩んだとしても、社会人になれば色んな考えの人たちと

関わらなくてはいけません。

例え職場には似たような人しかいなくても、お客さんだったり、取引先

には、自分とは全く違う環境で育ってきた人たちがいることは十分

考えられます。

それぞれが背景に違う文化を持っているのですから、失敗が許される

子どものうちに多くの文化があるということを知ることは貴重な経験だと

思っています。

その中で「自分らしいとはどういうことなのか」をきっと見つけていくこと

でしょう。

 

さて、夏休みに戻りまして・・・

こうきは、今思えば昨年は少し反抗期だったようです。

夏休みの自由研究も、やってもやらなくてもいい課題だったので

「やりたくない!」

と言って手を付けませんでした。

課題で出されたも、自分で適当に仕上げて持って行きました。

もちろん、自分で取り組むのはいいことですし、やらないという選択も

ありです。

でも、私が昨年こうきを叱ったのは、彼がどの課題に対しても手を抜いて

一生懸命取り組んでいなかったからでした。

バスケットボール部で、部活動に夢中だったからもあるでしょう。

昨年の夏休みが終わった後、こうきと話をしました。

「何かに対して手を抜かずに一生懸命取り組むという経験はとても大切なこと。

来年の夏休みは、一つでいいから手を抜かずに本気で取り組んでほしい。」

そんな話をしました。

 

そんなことがあっての今年の夏休み。

2年生になり部長になったこうきは、昨年よりもさらに忙しい夏休み

になりました。

相変わらず夏休みの課題に取りかかりは遅かったのですが、今年は自分から

「自由研究をやる!」

と言ってきました。

私の方では、彼が興味があること、疑問に思うことをを聞いてみて、

どのように研究を進めていくと良さそうかアドバイスをしました。

彼も彼なりに本を読んだりして、テーマを「熱伝導率」と決め、

実験を進めました。

内容は、決して深いものではありませんが、自分で疑問に思ったことを

丁寧に調べて、最終的には省エネにつながる自分の考えを書いて

いました。

その結果、学校の代表として研究が選ばれて「優良賞」を頂きました。

 

昨年は適当に仕上げた絵の課題。

昨年と違っていたのは、今年は描きながら

「この枝の部分がうまく描けないのだけど、どうしたらいいと思う?」

とアドバイスを求めてきたことでした。

私も絵は父から教わりましたが、専門家ではないのでどうせたいした

アドバイスなどできません。

それでも子どもよりは長く生きている分、知っていることは多いわけで

それを伝えて多少のガイドをすることはできます。

今年のこうきは、本当に一生懸命絵を描き上げました。

その結果、昨年の絵と比べると同じ人が描いたとは思えないほどの違いが

絵に表れました。

時間をかけて出来上がった絵を、自分でも嬉しそうに眺めていました。

そして幸運にも、絵も学校の代表として選ばれ「優秀賞」を頂きました。

 

< 絵の表彰式 >

11100850s

 

小学校に比べると、中学校では親は子どもをガイドしなくなってしまいます。

夏休みの宿題も子ども任せになりがちです。

自立させることは大切ですが、中学生では、まだ学びにはガイド役が必要

です。

これは前にも記事で書きましたが、仕事で話す機会が多い東大の工学部生に

聞いてみたところ、彼らのお父さんお母さんは、中学生の時も手を離さず彼らを

見守りうまくガイドしていたということが分かりました。

アメリカ出張の前に読んだ教育関係の本にも、学びのガイド役の重要性

書いてありました。

 

How People Learn: Brain, Mind, Experience, and School Book How People Learn: Brain, Mind, Experience, and School

著者:National Research Council (U. S.) Committee on Learning Research and Educational Practice
販売元:Natl Academy Pr
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 

授業を変える―認知心理学のさらなる挑戦 Book 授業を変える―認知心理学のさらなる挑戦

著者:米国学術研究推進会議
販売元:北大路書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 

親がすごいことを教えなくても、手を離さず、少し子どもの疑問に寄り添って、

一緒に考えてあげるだけでも結果は大きく違ってくるはずです。

例えば夏休みの課題に取り組む時にも、親の経験から

「一生懸命取り組むことに価値がある」

ということを伝えてその方向にガイドするだけでも、その子の人生は

きっと変わってくるのだと思います。

 

小学生の子どもさんを持つお父さん、お母さんは、今のまま中学生に

なっても是非ガイドしてあげて下さい。

中学生の子どもさんを持つお父さん、お母さんは、まだ手を離さないで

どうかこのままガイドしてあげてほしいです。

 

こちらのブログは小学館の子育て情報サイト

ウェブeduでご紹介頂いております。

 

 

 

| | コメント (3) | トラックバック (0)

« 2011年9月 | トップページ | 2011年11月 »