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『教室日記 小学生算数 温度を数であらわすと・・・』

教室日記 4年生算数

1年ほど前から自宅で学習教室を教室を開講しています。
教科は算数と国語ですが、教科の境を意識しない深く学べる授業を
心がけています。
こどもたちが学ぶものに境界線なんてないですよね!
教室の様子をカテゴリー「教室日記」にまとめています。
是非ご覧下さい。
 

6月12日(火) 今日の気温は85度!?

  
授業は計算テストタイム測定から始まります。
4年生の子供たちは、それぞれの進度に合わせて計算のトレーニングを
進めています。
タイム測定の後は計算のドリル演習をし、「数の概念」の学習へと進みます。
 
「数の概念」では色々な「単位」を取り上げ「どうしてその単位が必要だったのか」
「単位の基準はどうやって決めたのか」ということを子供たちと調べたり
考えたりしながら、学ぶ範囲を科学の世界にまで広げます。
 
4年生のクラスの数の概念の授業ではテーマが「時間」から「温度」
なりました。
そういえば、学校では算数で「温度」は扱いませんよね。
理科で出てくるぐらいでしょうか。
 
まず子供たちに聞いてみます。
 
「今日は暑い日だね~!とか、プールの水が冷たいね!とか
 ってどうやって数で表すんだろう?」

 
と聞いてみると
 
「温度を測ればいいんだよ。」
 
と、子供たちが答えます。
 
「よく知ってるね。でもどうやって測るの?」
 
と尋ねると
 
「温度計で測る!」
 
と三人が口を揃えて答えます。
 
私が温度計を出して子供たちに見せます。
 
< 温度計 >

*画像はクリックで拡大できます

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「今何度?」
 
と聞くと
 
「あれ? 左と右に数字が書いてあるよ?」
 
と子供たち。
 
そうなんです。
この温度計には摂氏華氏の両方の目盛りがついているんです。
 
長さだって重さだってそうだったように、温度にもいくつかの
 基準があるんだよね。」
 
と説明します。
 
「では、普段みんなが使っている摂氏は左の目盛りなんだけど、これは
 どうやって1度を決めたでしょう?」

 
と聞いてみると
 
「知ってるよ! に関係があるんだよ。」
 
と答えるちひろくんとたいがくん。
前にも一度話したことがあるので、なんとなく覚えていてくれたようです。
 
ここで、「科学館」という図鑑の「気体・液体・固体」という章を
広げて、水の変化をみんなで見ます。
 

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< 水の分子と氷の分子のイラスト >
 
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温めていくと、どうやら分子の動きに変化があって、水の様子が
変わるらしい・・・
 
ということを子供たちと一緒に確認しました。
 
水は温められると、規則正しく並んでいる「氷」の状態から、
手を離して少し自由に動きはじめ「水」の状態になります。
このときの温度がだいだい0度
 
子供たちに分子の図を見せながら説明します。
 
そして、どんどん温めていくと、とうとう分子たちは自由に飛び回る
ようになり「水蒸気」になります。
その温度を100度としたんですよね。
 
「この基準で測る温度は摂氏といって日本で使われている温度だよね。
 
セルシウスって人が決めたから”C”なんだよ。」

 
というと
 
「じゃあ、この右にある”F”は何?」

 
とこうきが言います。
 
「こっちは、ファーレンハイトって人が決めた温度で、英語を使う国では
 今でも使われているよね。華氏っていうんだよ。」

 
と私が言うと
 
「これだと、今の温度は85度になっちゃうよ!」
 
とこうき。
 
「この華氏は、人間体温96度って決めたから、今日の気温は85度
 です!なんてこと普通にあるんだよ。」

 
と私が説明すると、三人も
 
「へ~!」
 
といった様子で、二つの目盛りがついた温度計をしげしてと眺めていました。
 
今日わかったことは、
 
1.温度の基準は1つだけではないらしい
 
2.温度があがると分子が元気になるらしい

 
ということでした。
 
さあ、これからどんな展開になるんでしょう。
 
身近な温度でも不思議がいっぱいですよね。
 

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コメント

単位から温度になるというのもいいですね。温度だったら是非、”絶対零度”のお話をお勧めします。これ以上低い温度はない、というのも凄いと思いますし、この絶対零度を目指して極低温の研究をしていらっしゃるかたもたくさんいます。もう一つの温度の単位である”ケルビン”のお話もできますしね。それから、温度でマイナスの概念をしっかり作っておくと、後々数学でマイナスを学ぶ時に役に立つような気がしております。
今後のお教室の展開も楽しみです。

投稿: つばさ&すばるママ | 2007年6月24日 (日) 22時38分

う〜ん!yasukoさんとつばさ&すばるママさんの通信を見せていただいていると、「そうか〜!」と目から鱗がイッパイ!です!ブログ巡りが日課になりそうです。(ちら見ばかりでゴメンナサイ!)

投稿: ミサブレ | 2007年6月25日 (月) 08時36分

★つばさ&すばるママ★
 
さすが、つばさ&すばるママさん♪
実は、四年生の授業の中で、何度か絶対零度の話をしたことがあるんです。
科学が苦手な私ですが温度について調べていくとケルビンに行き当たりました~(^^)
子供たちに「この宇宙でこれより低い温度はない」って話をしたら、とても驚いていました。
しかもマイナス273度ってのが想像できなくて・・・
二年生クラスでも是非話してみたいと思っています。
いつもありがとうございます!
 
質問ですが、つばさ&すばるママが仕事で研究されていたときに使っていた温度の単位は何ですか?
何人かに聞いてみたけど、ケルビンは使ってないって言ってました。
でも世界基準は建前上ケルビンになってたような・・・
私の素朴な疑問です。


投稿: yasuko | 2007年6月25日 (月) 14時32分

★ミサブレさん★
 
いつも励みになるコメントをありがとうございます!
 
科学については「科学が苦手」なママでも、このくらいまではできるんだな~って思ってもらえたらと思って記事にしています。
失敗談を含めてねっ(^^)
つばさ&すばるママに教わることも多いので、とっても助かります♪
こんなんでよければ毎日遊びに来てください。

投稿: yasuko | 2007年6月25日 (月) 14時35分

温度の単位について、つばさ&すばるパパ&ママのいる(いた)ところではの話ですが、

(1)日常、実験したり、レポートを書いているときには、摂氏を
使っている。
例えば、液温とか、炉内の温度とか。

(2)論文を書く時は、ケルビンを使うこともある。
特に、熱力学関係では、ケルビンを使う。

という感じです。”液温を××ケルビンで実感した結果・・・・・”なんて日常的なミーティングでやってもピンとこなかったりしますからね。メーカーの研究所ですから、いずれ生産するわけで、その現場でケルビンなどを持ち出したら混乱してしまいそうですし。
このような解答で、よろしいでしょうか?

投稿: つばさ&すばるママ | 2007年6月26日 (火) 16時05分

★つばさ&すばるママ★
 
なるほど~
とても納得の回答です。
 
確かに普通の人にとっては××ケルビンって言われても、ピンとこないですもんね。
生産の現場を考えると摂氏が妥当なのでしょうかね。
長く疑問に思ってたことだったのですっきりしました。
つばさ&すばるママから頂いた回答も一例として子供たちに話せたらな~と思います。
 
いつもありがとうございます!

投稿: yasuko | 2007年6月26日 (火) 23時59分

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